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司法試験・予備試験の受験にかかる費用は平均いくら?予備校講座の受講料金や学習費用・受験費用の内訳まで解説

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この記事の監修者
弁護士 星太輔さん
弁護士 星太輔さん
星法律事務所・代表弁護士。
主な取扱分野は、人材派遣業(SES、労働者派遣業)、クラウドサービス事業(SaaS)、製造業(OEM、自社工場)、社会福祉事業(就労継続支援B型)、建設業(電気、土木、太陽光発電)などに関する中小企業法務のほか、不動産事件、相続事件、破産事件など。
中央大学法学部卒業、東北大学法科大学院修了。

予備試験需要や弁護士志望者の増加に伴い、多くの予備校から予備試験合格を目的とした講座が開講されています。

そのため、「安い予備試験講座でも合格できるのか」や「予備試験の費用はどれくらい準備すれば安心か」など、予備校選びの悩みや費用面の不安がある方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では「予備試験の受験料や試験対策向け講座の費用相場、人気予備校の受験費用」についてご紹介します。

特にコスパ重視で予備校を選びたい方や、かかる費用を事前に用意したい方は、ぜひ最後までお読み下さい。

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司法試験・予備試験の合格までにかかる費用の内訳

費用内訳 費用詳細
教材購入費
  • 六法
  • 入門書
  • 基本書
  • 問題集
  • 参考書
受験料
  • 予備試験受験料
  • 模擬受験料
受講料 予備試験対策講座受講料
弁護士 星太輔さん
星太輔さん
司法試験合格には一定の費用がかかるのは事実です。ただ、合格後のキャリアを考えれば十分にリターンはあります。無駄な出費を避けて計画的に準備をしましょう。

司法試験・予備試験の合格対策にかかる費用相場

言うまでもありませんが、予備試験の合格を目指す全ての方にかかる費用が「予備試験の受験料」です。

司法試験予備試験受験案内」によると、予備試験の受験料は17,500円となっております。

なお、現在は郵送による出願のみが行われており、収入印紙での支払いのみという点にもご注意下さい。

予備試験対策用の講座における費用の相場はどれくらいなのか、又は独学の場合との差や通信型と通学型での違いがあるのか知りたい方も多いでしょう。

こちらの項目では「予備試験合格を目指す場合の費用相場」について以下の3つの学習方法別にご紹介します。

独学で司法試験・予備試験対策をした場合の費用相場

先ほど述べた費用内訳のうち、独学の場合には教材購入費に最もコストがかかり、その他は予備試験・模試受験料が必要となります。

以下の表にて、独学の際の費用感をまとめました。

項目 金額
入門書 2,000円〜15,000円
判例集 2,500円〜15,000円
問題集 5,000円〜30,000円
模試受験料 3,000円〜10,000円
予備試験受験料 17,500円
独学のトータル費用相場 30,000〜70,000円

独学で予備試験合格を目指す場合は多く見積もっても10万円以内に収まるため、条件次第では最もリーズナブルな学習方法です。

また、最近では独学者向けに無料の問題集アプリや、低価格の中古本なども豊富なため、ご自身が必要とする分に合わせて費用を抑えられるメリットがあります。

一方で、教材を多数揃える場合や、予備試験の独学を2年以上継続する場合には10万円以上かかる可能性も高く、サポートが無いにも関わらず予備校よりもコストが増えるデメリットがあります。

独学は講座の受講費がかからないためコストが低いように感じますが、実際は費用が高くつく場合もあるということを覚えておきましょう。

通信講座で司法試験・予備試験対策をした場合の費用相場

通信講座の場合には主に講座受講料と予備試験受験料がコストとなります。

以下の表にて、通信講座の費用感をまとめました。

項目 金額
教材費 2,000円〜10,000円
講座受講料 128,000円〜800,000円
予備試験受験料 17,500円
通信講座のトータル費用相場 約150,000〜約830,000円

通信講座は通学予備校と同等に質の高いカリキュラムで学習できる上に教材費や通学費がかからないというメリットがあります。

一方で、カリキュラム内容が不十分な場合には、教材費が別途必要になるデメリットもあります。

そのため、通信講座を比較する場合には、カリキュラム内容と費用面からよく検討すると良いでしょう。

通学予備校に入校して司法試験・予備試験対策をした場合の費用相場

先ほど述べた費用内訳のうち、通学予備校の場合には講座受講料と予備試験受験料が必要です。

以下の表にて、通学予備校の費用感をまとめました。

項目 金額
講座受講料 1,200,000円
予備試験受験料 17,500円
通信講座のトータル費用相場 約1,220,000円

通学予備校では、対面での授業や自習室など、費用相応以上の学習サービスが利用できるメリットがあります。

一方で、自習室をあまり利用して勉強しない等、サービスをうまく利用できない場合にはコスパが悪くなるデメリットがあります。

司法試験・予備試験の人気予備校講座を比較【料金が安い順】

予備校名 講座名 受講費用
スタディング 予備試験合格コース総合 128,000円
資格スクエア 予備試験講座 合格フルパッケージ 703,780円
アガルート 最短合格カリキュラム 768,460円
伊藤塾 司法試験 入門講座 予備試験1年合格コース 1,148,000円
LEC 予備試験1年合格シリーズ 1,190,000円

なお、各予備校において講座が複数提供されているため、上記の記載内容と異なる場合がありますのでご注意下さい。

これから上記を踏まえ「予備校における特徴を受講費用に基づくランキング形式」で順にご紹介していきます。

また、先ほど解説したように、受講費用に加え「教材や講座・講師の質・サポート内容の充実さ」など、トータルでご自身に合った講座を選びましょう。

第1位】スタディング 司法試験・予備試験講座│128,000円

スタディングはスマホで学習できる環境を整えることで、業界随一の低価格でサービスを展開する予備校です。

学習スタイル 通信講座
教材・講座 法律基本7科目・スマート問題集・セレクト過去問・法律実務 基礎科目・論文対策講座など
講師 ご自身も司法試験上位1.3%で合格した経歴を持つ「小村仁俊 講師」
サポート内容 学習レポート機能・AI問題復習
実績 公式にて公表なし

スタディングの口コミでは「働きながら隙間時間で勉強できた」や「短時間で区切られた講義で集中できる」などと、場所に制限されず気軽に勉強できる学習スタイルが好評です。

これらの特徴から、スタディングは予備試験合格を目指す社会人の方や、サポートよりも学習コンテンツを重視する方にお勧めです。

第2位】スタディング 司法試験・予備試験講座│703,780円

資格スクエアは2013年と最近に設立された予備校にも関わらず、年々多くの予備試験合格者を輩出し実力を備えた予備校です。

学習スタイル 通信講座
教材・講座 予備試験入門テキスト・講義ノート・短答問題集・論文問題集など
講師 受講生の総合満足度97.7%・不満回答なしの高い支持を得ている「高野泰衡 講師」
サポート内容 ワンクリック質問・学習進捗メール・オンライン添削・ホームルーム
実績 論文式試験第1位合格者等、上位合格者を毎年多く輩出

資格スクエアの口コミでは、質の高いサポート内容やアウトプット重視のカリキュラムが好評です。

これらの特徴を踏まえて、資格スクエアは値段相応のアフターフォローや、学習継続サポートを重視する方にお勧めです。

第3位】アガルート 予備試験最短合格カリキュラム│768,460円

アガルートはフルカラーのオリジナルテキストが評判の予備校です。

学習スタイル 通信講座
教材・講座 重要問題習得講座・短答知識完成講座・一般教養科目対策講座など
講師 最年少合格者を何度も輩出している「工藤北斗 講師」をはじめとする、新司法試験合格者のみが講師として参加
サポート内容 質問制度・ホームルーム・オンライン添削
実績 令和3年度司法試験合格者占有率47.8%

アガルートの良い口コミには「コンパクトでまとめられた教材で勉強しやすい」という声が多くあります。

このような特徴から、アガルートはテキストの質やカリキュラムを重視する方にお勧めです。

第4位】伊藤塾 司法試験 入門講座 予備試験1年合格コース│1,148,000円

伊藤塾は業界トップクラスの講師が多数在籍し、通学スタイルならではの質の高い授業を提供しています。

学習スタイル 通学講座
教材・講座 基礎マスター・論文マスター
講師 “予備試験ルートの開拓者“という異名を持つ「伊関祐 講師」
サポート内容 直接ゼミ指導
実績 令和3年度司法試験合格者のうち、約80%が伊藤塾の有料講座受講者

伊藤塾の講座に関して「個別指導がモチベーションの維持に繋がる」という良い口コミが多く寄せられています。

これらの特徴から、伊藤塾は通学スタイルで個別指導に近い形式で学びたい方にお勧めです。

第5位】LEC 予備試験1年合格専用コース│1,190,000円

LECは通学と通信講座の両方に対応しているハイブリッド型の予備校で、社会人や現役大学生など様々な受講生が利用しています。

学習スタイル 通学講座+通信講座
教材・講座 入門講座・論文指導・合格答案作成講座・法律実務基礎講座・ハイレベル論文答案など
講師 大手大学受験予備校など各種講師としての指導経験も豊富な「田中正人 講師」
サポート内容 受講料金全額返金制度・合格サポート制度・過去問直接添削指導
実績 司法試験累積合格者5,274名

LECの良い口コミでは「田中講師による一貫した授業により自分の進捗を把握した上で的確なアドバイスがもらえて良かった」という内容が多く挙げられています。

これらの特徴から、LECは通学と通信講座どちらのスタイルでも学習したい方や、田中講師の指導方式が好みな方にお勧めです。

司法試験・予備試験講座の料金は高額のほうが質が高い?

司法試験・予備校試験講座の料金と内容の関係

講座料金と内容には明確な相関性はありませんが、一般的には下記のような関係があります。

  • 料金の安い予備校:基本的な対策・合格に向けた効率の良いインプットやアウトプット・回答テクニックなどをメインとしている
  • 料金の高い予備校:上記に加えて、実際にTOP合格した講師のノウハウ共有や、知識の本質的な部分まで学べる

料金の安い予備校でもノウハウや知識の習得は出来ますが、インプット・アウトプットの効率化やスキマ時間を利用して学べる動画講義などに焦点をあてているケースが多いです。

料金の高い予備校では、上記に加えて、実際に司法試験をTOP合格している講師からのノウハウの共有や、テキストをなぞるだけでは分からない、本質的な部分の共有などもあります。

ただし、本質的な内容の共有や講師からのノウハウ共有などの講義は比較的上級者向けに提供されていることが多く、初学者はカリキュラム選択時に受講内容を調整することができます。

どの講義がマッチするかは相性に拠るところが大きい

講座内容と料金の関係は上記の通りですが、誰にとっても料金の高い予備校がおすすめという訳ではありません。

各受講者がどのような課題を持っているかによって、料金の安い予備校のカリキュラムのほうがマッチする可能性は十分にあります。

カリキュラムの内容や講師の評価・教材の内容などをチェックした上で、検討することをおすすめします。

「効率的な対策」では司法試験・予備試験の合格が難しくなっている

一点注意しなければいけないのは、司法試験・予備試験の内容が年々変化していることです。

特に近年は、知識を本質的に理解していることが回答に求められるようになっており、単純な暗記での合格は年々難しくなっていると言われています。

上記は法務省が公開している論文式試験問題集の抜粋ですが、特に上記のような論文問題では、自身の考えを求めることが多く、ハイレベルな法律の理解が必要です。

こうした傾向を考えると、基本から応用までのカリキュラムを用意している大手予備校のほうが、対策はしやすくなっています。

司法試験・予備試験合格にかかる費用をおさらい

今回、予備試験講座や受験料など予備試験合格までにかかる費用について以下のように解説しました。

費用内訳/学習スタイル 独学 通信講座 通学予備校
教材費 10,000円〜60,000円 10,000円 0円
講座受講料 0円 120,000円〜800,000円 1,200,000円
予備試験受験料 17,500円 17,500円 17,500円
講座例 スタディング・資格スクエア・アガルート LEC・伊藤塾
総費用相場 30,000円〜70,000円 約150,000円〜約830,000円 約1,220,000円

上記の費用相場を参考に金銭面の不安を払拭し、予備試験合格に向け集中して取り組みましょう。

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