中小企業診断士の通信講座は、数万円の講座から30万円を超える講座まで料金の幅が大きく、合格実績の出し方も講座ごとに違うのが実情です。
試験は1次試験7科目と2次試験の筆記で構成され、令和8年度からは2次試験の口述試験が廃止されました。
本記事では、アガルート・スタディング・LEC・クレアール・TACなど10社の中小企業診断士講座を、料金・合格実績(算定対象と年度)・サポート・教育訓練給付金・合格特典・実施中のキャンペーンで比較します。
掲載している料金と試験の情報は、2026年10月20日時点で各社と中小企業庁・日本中小企業診断士協会連合会の公式ページを確認した内容です。
中小企業診断士試験対策におすすめ
通信講座・予備校比較

アガルートの中小企業診断士講座は、令和7年度の受講生合格率を1次52.17%(全科目受験者の合格率23.66%の約2.21倍)、2次44.44%(同17.60%の約2.52倍)と公表しています。
中小企業診断士試験の合格率の推移
1次試験の合格率は令和2年度の42.5%から下がり、令和8年度は23.0%でした。

出典:日本中小企業診断士協会連合会「申込者数・受験者数・合格者数の推移」、「令和8年度第1次試験 統計資料」
中小企業診断士試験対策におすすめの通信講座・予備校ランキング10選
ここでは、中小企業診断士試験の対策講座10社を、料金・合格実績・サポート・教育訓練給付金・合格特典・キャンペーンの6つの観点で比べます。
掲載順は、料金・合格実績・サポート・保証で総合評価した編集部の評価順です(2026年10月時点)。
料金は2027年合格目標の主なコースの税込価格で、キャンペーンや割引を適用する前の一般価格を基本にしています。
| 講座 | 主なコースの料金(税込) | 合格実績(算定対象・年度) | サポート | 教育訓練給付金 | 合格特典 | 最新キャンペーン(期限) | 公式 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
アガルート![]() |
1次対策パック60,280円(税込)〜入門・中上級カリキュラム(フル)217,800円(税込) | 令和7年度 1次52.17%・2次44.44%(受講生アンケートから算出、母数の記載なし) | 質問(フル50回)、添削36回 | 対象講座一覧に記載なし | 1次・2次合格で税抜受講料の全額返金+3万円(カリキュラムのみ、条件あり) | 各種割引制度で最大20%OFF(常設) | 公式 |
スタディング![]() |
ミニマム48,400円(税込)〜パーフェクトサポート89,700円(税込) | 令和7年度 2次合格者176名、令和8年度 1次合格者705名(人数のみ) | Q&Aチケット、AI添削 | 1次2次合格コース パーフェクトが対象 | 2次合格+体験談で10,000円分のデジタルギフト | パーフェクトサポート78,700円(10月31日まで) | 公式 |
LEC![]() |
1次ストレート合格コース209,000円(税込)、1次2次プレミアム1年合格コース274,000円(税込) | ー | 教えてチューター、2次答練の添削 | ー | プレミアム1年合格コースで最終合格すると3万円 | なし(早期申込割引は8月末で終了) | 公式 |
クレアール![]() |
1次2次ストレート合格パーフェクトコース 250,000円(税込)(入学金・教材費込み) | ー | 質問は回数無制限、添削課題28事例 | 対象(割引後受講料の20%、上限10万円) | 完全合格+合格体験記で5万円 | 10月割引価格140,000円(10月31日まで) | 公式 |
TAC![]() |
1・2次ストレート本科生 Web通信310,000円(税込)(教材費込み) | 本科生修了者151名中51名(33.8%)が令和7年度2次に合格(2026年5月1日時点) | 質問メール40回、全100回の講義と模試2回 | ストレート本科生などが対象(開講月の条件あり) | ー | 得々キャンペーン第4弾 ストレート本科生10,000円引き(11月30日まで) | 公式 |
資格の大原![]() |
パススル 中小企業診断士(1次・2次)Web通信74,800円(税込) | ー | 質問対応、Zoomホームルーム | ー | ー | なし(再受講割引10%OFFなどは常設) | 公式 |
ヒューマンアカデミー![]() |
中小企業診断士(安心合格)講座 268,400円(税込) | ー | 質問は回数無制限、添削18回 | 対象講座一覧に記載なし | ー | ー | 公式 |
日本マンパワー![]() |
受験講座は公式ページで確認できず(登録養成課程は275万円) | ー | 登録養成課程の演習・実習 | 登録養成課程が対象(受講料の20%、上限10万円) | ー | ー | 公式 |
診断士ゼミナール![]() |
1次2次試験プレミアムフルコース54,780円(税込)(入学金なし) | 2025年度 1次合格率64.3%(回答626名中403名)、2次合格率41.7%(1次合格者403名中168名)、自社アンケート | 2次論述の添削、メール質問 | ー | 最大3万円のお祝い金、または条件付きで2万円返金 | 申込者全員に穴埋めドリル(期限の記載なし) | 公式 |
AAS![]() |
令和8年度 WEB本科コース105,000円(税込)〜203,000円(税込)(2次対策のみ) | 統計の公表なし(合格体験談のみ) | 添削12〜40回(添削付きコース) | 全講座が対象外 | ー | 令和9年度向けコースは未公開 | 公式 |
※料金・実績・キャンペーンは各社の公式ページの掲載内容です(2026年10月20日時点)。
※合格率は、講座ごとに分母(アンケート回答者、本科生修了者など)が異なるため、数字だけを並べて比べることはできません。
アガルート 中小企業診断士試験講座
| 料金(税込) | 入門・中上級カリキュラム:フル217,800円(税込)/ライト107,800円(税込) 1次対策パック60,280円(税込) 2次試験対策パック:添削あり195,800円(税込)/添削なし54,780円(税込) |
|---|---|
| 講義時間 | 入門カリキュラムの総合講義は約93時間、中上級は約54時間 |
| 受講形式 | オンライン(映像講義、デジタルブック) |
| 質問・添削 | 質問はフル50回・ライト20回、添削は全36回(フルと2次パック添削あり) |
| 合格実績 | 令和7年度 1次52.17%・2次44.44%(受講生アンケートから算出、母数の記載なし) |
| 合格特典 | 1次・2次合格で税抜受講料の全額返金+現金3万円(フル・ライトのカリキュラムのみ、合格体験記・インタビュー出演などが条件) |
| 割引 | 他校乗換・再受講など20%、受験経験者・家族10%(割引どうしの併用不可) |
| 教育訓練給付金 | 対象講座一覧に記載なし |
アガルートの特徴
- 入門カリキュラムは約93時間の総合講義
- 1次・2次合格で税抜受講料の全額返金+3万円
- 他校からの乗り換えなどで最大20%OFF
- 受講生合格率を全国平均との比較で公表
アガルートは、映像講義とデジタルブックで学ぶオンラインの資格予備校で、中小企業診断士講座は入門カリキュラムと中上級カリキュラムに分かれています。
入門カリキュラムのフルは217,800円で、質問50回と2次の添削36回が含まれ、ライト(107,800円)は質問20回で添削は付きません。
例えば、フルで1次・2次に合格し、合格体験記やインタビュー出演などの条件を満たすと、税抜受講料198,000円が全額返金され、さらに現金3万円を受け取れる計算です。
令和7年度の受講生合格率は1次52.17%・2次44.44%で、受講生へのアンケートから算出した数字のため、母数は公開されていません。
合格特典は条件を満たした場合だけ受け取れるため、返金を前提にせず、受講料を払える予算で申し込んでください。
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- 学習形式:オンライン(映像講義)
- 講義時間:約93時間(入門カリキュラムの総合講義)
- 料金目安:60,280円〜217,800円(税込)
- サポート:質問、2次答案の添削、合格特典
割引制度の詳しい使い方はアガルートの最新クーポン・割引情報、受講生の声はアガルートアカデミーの評判・口コミで紹介しました。
スタディング 中小企業診断士試験講座
| 料金(税込) | 2027年度合格目標:ミニマム48,400円(税込)/スタンダード74,300円(税込)/パーフェクトサポート89,700円(税込) |
|---|---|
| 講義時間 | 1次基礎講座 全58回・約58時間、2次基礎講座 全32回・約49時間など |
| 受講形式 | オンライン(スマートフォン・パソコン) |
| 質問・添削 | Q&Aチケットはスタンダード10枚・パーフェクトサポートは無制限、2次のAI添削 |
| 合格実績 | 令和7年度 1次合格者517名・2次合格者176名、令和8年度 1次合格者705名(人数のみ) |
| 合格特典 | 2次合格後にアンケートと合格体験談を提出すると10,000円分のデジタルギフト |
| キャンペーン | パーフェクトサポートが78,700円(10月31日まで) |
| 教育訓練給付金 | 1次2次合格コース パーフェクトが対象(スタンダード・ミニマムは対象外) |
スタディングの特徴
- ミニマムコースは48,400円から
- スマートフォンで講義と問題演習ができる
- 2次答案のAI添削がある
- パーフェクトは教育訓練給付金の対象
スタディングは、スマートフォンとパソコンで講義と問題演習を進めるオンライン講座で、2027年度合格目標のコースは48,400円(税込)から用意されています。
1次基礎講座は全58回・約58時間で、1回あたり約1時間の講義を通勤時間などに分けて視聴できる構成です。
例えば、パーフェクトサポートは10月31日までのキャンペーンで89,700円(税込)が78,700円(税込)になり、Q&Aチケットを回数の制限なく使えます。
合格実績は令和7年度の2次合格者176名、令和8年度の1次合格者705名と人数で出しており、合格率の母数は公表していません。
教育訓練給付金の対象はパーフェクトのみで、公式の給付金ページの価格表示(74,800円)とコース一覧の価格が異なるため、申し込む前に対象コースと金額を確認してください。
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- 学習形式:オンライン(スマートフォン・パソコン)
- 講義時間:1次基礎講座 約58時間など
- 料金目安:48,400円(税込)〜89,700円(税込)
- サポート:Q&Aチケット、AI添削、合格お祝い
割引の最新情報はスタディングのクーポン・キャンペーン情報でまとめています。
LEC東京リーガルマインド 中小企業診断士試験講座
| 料金(税込) | 1次2次プレミアム1年合格コース274,000円(税込) 1次2次プレミアム1.5年合格コース308,000円(税込)〜 1次ストレート合格コース209,000円(税込) |
|---|---|
| 講義の構成 | 1次ベーシック講座 全42回など(1講義は約15分のユニット×10) |
| 受講形式 | 通学・通信(Web) |
| 質問・添削 | 「教えてチューター」で質問、2次はベーシック答練から講師が添削 |
| 合格実績 | 公式ページで確認できず |
| 合格特典 | プレミアム1年合格コースで2027年に最終合格すると3万円(手続きが必要) |
| キャンペーン | 早期申込割引は8月末で終了 |
LECの特徴
- 1年と1.5年のプレミアムコースがある
- 1講義を15分ずつのユニットに分けている
- 2次答練を講師が添削
- 最終合格で3万円のお祝い金
LEC東京リーガルマインドは、通学と通信の両方で講座を開いている資格予備校で、中小企業診断士講座は1年と1.5年のプレミアムコースが中心です。
1講義を約15分のユニット10個に分けているため、昼休みや移動時間に1ユニットずつ進められます。
例えば、プレミアム1年合格コース(274,000円(税込))で2027年に最終合格すると、所定の手続きをしたうえで3万円のお祝い金を受け取れる仕組みです。
受講料の全額返金や合格報奨金は公式ページで確認できなかったため、保証を重視する場合は申し込み前に問い合わせてください。
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- 学習形式:通学・通信(Web)
- 受講期間:1年・1.5年のコース
- 料金目安:209,000円(税込)〜308,000円(税込)
- サポート:教えてチューター、2次答練の添削、合格お祝い金
クレアール 中小企業診断士試験講座
| 料金(税込) | 1次2次ストレート合格パーフェクトコース(7科目):一般価格250,000円(税込)/10月割引価格140,000円(税込) ペーパーレスプラン:170,000円(税込)/95,200円(税込)(入学金・教材費・送料込み) |
|---|---|
| 受講形式 | 通信(Web講義) |
| 質問 | 回数無制限 |
| 添削 | 2次の添削課題28事例 |
| 合格特典 | 2027年に1次・2次に合格し、合格体験記などに協力すると5万円 |
| キャンペーン | 10月割引価格(10月31日まで) |
| 教育訓練給付金 | 一般教育訓練の対象(割引後受講料の20%、上限10万円) |
クレアールの特徴
- 10月割引価格で250,000円(税込)が140,000円(税込)
- 入学金・教材費を含む総額表示
- 質問は回数無制限
- 一般教育訓練給付金の対象
クレアールは、Web講義で学ぶ通信講座の専門校で、1次2次ストレート合格パーフェクトコースは入学金・教材費・送料を含む総額で表示されています。
10月31日までは10月割引価格が適用され、7科目のコースは一般価格250,000円(税込)が140,000円(税込)です。
例えば、140,000円(税込)で申し込んで一般教育訓練給付金を受けると、割引後の受講料の20%にあたる28,000円が支給額の目安になり、自己負担は112,000円(税込)まで下がります。
割引価格は時期によって変わるため、申し込む月の価格と給付金を使った場合の自己負担額を確認してください。
- 学習形式:通信(Web講義)
- 添削:2次の添削課題28事例
- 料金目安:95,200円(税込)〜250,000円(税込)
- サポート:質問無制限、合格お祝い金、教育訓練給付金
TAC 中小企業診断士試験講座
| 料金(税込・教材費込み) | 1・2次ストレート本科生:Web通信310,000円(税込) 教室・ビデオブース・オンラインライブ315,000円(税込) |
|---|---|
| 入会金 | TACに初めて申し込む人は別途10,000円(税込) |
| 講義の構成 | 全100回の講義と模試2回 |
| 質問 | 質問メール40回 |
| 合格実績 | 本科生カリキュラム修了者151名中51名(33.8%)が令和7年度2次に合格(2026年5月1日時点) |
| キャンペーン | 得々キャンペーン第4弾:ストレート本科生10,000円引き、1次本科生5,000円引き(11月30日まで) |
| 教育訓練給付金 | ストレート本科生・1次本科生・2次本科生Aなどが一般教育訓練の対象(Web通信は10月開講のみ) |
TACの特徴
- 全100回の講義と模試2回のストレート本科生
- 教室・ビデオブース・Webから選べる
- 本科生修了者の2次合格率を公表
- 11月30日まで10,000円引き
TACは、教室・ビデオブース・オンラインライブ・Web通信から受講形態を選べる資格の学校で、1・2次ストレート本科生は全100回の講義と模試2回で構成されています。
合格実績は、本科生カリキュラムの修了者151名のうち51名(33.8%)が令和7年度の2次試験に合格した数字で、分母が修了者に限られる点に注意してください。
例えば、Web通信のストレート本科生(310,000円(税込))は11月30日までの得々キャンペーンで10,000円引きの300,000円(税込)になり、TACに初めて申し込む人は入会金10,000円(税込)が加わります。
教育訓練給付金を使う場合、Web通信は10月開講のコースだけが対象のため、開講月の条件に注意が必要です。
給付金を使う予定の人は、申し込むコースの開講月が給付の対象になっているかを、申し込み前にTACへ確認してください。
- 学習形式:教室・ビデオブース・オンラインライブ・Web通信
- 講義の構成:全100回+模試2回
- 料金目安:310,000円〜(税込・Web通信)
- サポート:質問メール、模試、教育訓練給付金
資格の大原 中小企業診断士試験講座
| 料金(税込) | 2027年受験対策 パススル 中小企業診断士(1次・2次)Web通信:74,800円(税込) |
|---|---|
| 入学金 | 大原に初めて申し込む人は別途6,000円(税込) |
| 開講時期 | 2026年9月から |
| 受講形式 | Web通信 |
| サポート | 質問対応、Zoomによるホームルームの定期開催 |
| ほかのコース | パススル(1次・2次inアドバンス)、(1次)、(1次科目別)など |
| 割引 | 再受講割引10%OFF、大原受講生割引3%OFF(併用不可) |
資格の大原の特徴
- 1次・2次のWeb通信が74,800円(税込)
- Zoomのホームルームを定期的に開く
- 1次だけ・科目別のコースもある
資格の大原は、全国に校舎を持つ資格の学校で、2027年受験対策として「パススル 中小企業診断士」をWeb通信で開講しています。
1次・2次のコースは74,800円(税込)で、Zoomによるホームルームが定期的に開かれ、質問にも対応する体制です。
例えば、大原の講座に初めて申し込む人は入学金6,000円(税込)が加わり、支払総額は80,800円になります。
費用を抑えつつ学校の講座で学びたい人は、ホームルームの開催頻度と質問の回数を説明会で確認してから比べてください。
- 学習形式:Web通信
- 開講時期:2026年9月から
- 料金目安:74,800円(税込)+入学金6,000円(税込)(初めての人)
- サポート:質問対応、Zoomホームルーム
ヒューマンアカデミー 中小企業診断士試験講座
| 料金(税込) | 中小企業診断士(安心合格)講座:268,400円(税込) |
|---|---|
| 分割払いの例 | 初回7,371円(税込)、2回目以降は月々6,900円(税込)×23回 |
| 受講期間 | 標準学習期間12か月、在籍期間12か月 |
| 受講形式 | 通信講座 |
| 質問 | 回数無制限 |
| 添削 | 18回 |
| 教育訓練給付金 | 給付金の対象講座一覧に記載なし |
ヒューマンアカデミーの特徴
- 質問は回数無制限
- 添削は18回
- 標準学習期間は12か月
ヒューマンアカデミーの「たのまな」は通信講座の総合サービスで、中小企業診断士(安心合格)講座は12か月で1次・2次の対策を進める講座です。
質問は回数の制限がなく、添削は18回受けられます。
例えば、分割払いを選ぶと初回7,371円(税込)、2回目以降は月々6,900円(税込)を23回支払う形で、総額は268,400円(税込)の一括払いとほぼ同じ水準です。
一方で、教育訓練給付金の対象講座一覧には載っておらず、合格実績も公式ページでは確認できませんでした。
受講料が20万円台後半の講座のため、合格実績や保証を重視する人は、ほかの講座と添削の回数・質問の条件を並べて比べてください。
- 学習形式:通信講座
- 受講期間:12か月
- 料金目安:268,400円(税込)
- サポート:質問無制限、添削18回
日本マンパワー 中小企業診断士試験講座
| 受験講座 | 1次・2次の受験講座は公式ページで確認できず |
|---|---|
| 登録養成課程の費用(税込) | 入学金44万円+受講料231万円=275万円(税込) |
| 登録養成課程の対象 | 2025年または2026年の1次試験合格者など |
| 内容 | 2次試験の代わりに、演習と実習で診断士の登録を目指す課程 |
| 教育訓練給付金 | 一般教育訓練の対象(受講料の20%、上限10万円) |
| 運営 | 株式会社日本マンパワー |
日本マンパワーの特徴
- 1次試験合格者向けの登録養成課程
- 2次試験を受けずに登録を目指すルート
- 養成課程は一般教育訓練給付金の対象
日本マンパワーは、中小企業診断士の登録養成課程を開いている教育機関で、1次試験に合格した人が2次試験を受ける代わりに、演習と実習を修了して登録を目指すコースです。
以前掲載していた1次・2次の受験講座(79,200円(税込)など)は、2026年10月20日時点の公式サイトで確認できませんでした。
例えば、登録養成課程の費用は入学金44万円と受講料231万円の合計275万円(税込)で、一般教育訓練給付金を使っても支給額は上限の10万円です。
受験講座と比べて費用は10倍以上かかる一方、2次試験の合否に左右されずに登録を目指せる点が大きな違いになります。
1次試験に合格したあと、2次試験の受験と登録養成課程のどちらを選ぶかは、費用と通学できる期間を比べて決めてください。
- 学習形式:登録養成課程(演習・実習)
- 対象:1次試験合格者など
- 料金目安:275万円(税込)
- サポート:一般教育訓練給付金の対象
診断士ゼミナール 中小企業診断士試験講座
| 料金(税込) | 2027年度講座:1次2次試験プレミアムフルコース54,780円(税込)(59,780円の表示から値下げ) 1次試験コース48,200円(税込)、2次試験コース27,280円(税込) |
|---|---|
| 入学金 | なし |
| オプション | 印刷テキスト(フルコースは+23,980円(税込))、DVD(+24,900円(税込)) |
| 受講延長 | 1年分の料金で最新の講座を3年間受講できる |
| 合格実績 | 2025年度 1次合格者403名・合格率64.3%(アンケート回答626名中)、2次合格者168名・合格率41.7%(1次合格者403名中) |
| 合格特典 | フルコースで2029年度試験までに1次・2次に合格し、体験記などを提出すると30,000円 |
| 不合格者返金 | 2027年の1次・2次で合格基準点の95%以上を取って不合格だった場合に20,000円(お祝い金とどちらか一方) |
診断士ゼミナールの特徴
- 1次・2次のフルコースが54,780円(税込)
- 1年分の料金で3年間受講できる
- 入学金がかからない
- 合格お祝い金と不合格者返金の制度
診断士ゼミナールは、Web講義で学ぶ中小企業診断士専門の通信講座で、2027年度の1次2次試験プレミアムフルコースは54,780円(税込)です。
入学金はかからず、1年分の料金で最新の講座を3年間受講できるため、1次試験を2年かけて科目合格で進めたい人にも合わせやすい仕組みになっています。
例えば、印刷テキストを付けるとフルコースは23,980円(税込)が加わり、78,760円(税込)になる計算です。
合格実績は2025年度の自社アンケートで1次合格率64.3%(回答626名中403名)、2次合格率41.7%(1次合格者403名中168名)ですが、分母はアンケートの回答者に限られます。
- 学習形式:Web講義(印刷テキスト・DVDはオプション)
- 受講延長:3年間
- 料金目安:27,280円(税込)〜54,780円(税込)
- サポート:2次論述の添削、合格お祝い金、不合格者返金
AAS 中小企業診断士試験講座
| 料金(税込・令和8年度) | WEB総合本科 155,000〜203,000円(税込) WEB新作本科 120,000〜160,000円(税込) WEB過去問本科 105,000〜140,000円(税込)(添削の方法で変わる) |
|---|---|
| 対象 | 2次試験対策のみ |
| 添削 | WEB総合本科40回、WEB新作本科12回、WEB過去問本科28回(添削付きの場合) |
| 受講期間 | 入会時から2次筆記試験日まで |
| 割引 | 継続受講割引(WEB本科生は20%) |
| 受付状況 | 令和8年度の本科は受付終了、令和9年度向けは未公開(2026年10月20日時点) |
| 教育訓練給付金 | 全講座が対象外 |
AASの特徴
- 2次試験対策に特化している
- 添削付きコースは最大40回の添削
- 添削の方法でコースの料金を選べる
AASは、中小企業診断士の2次試験対策に特化した講座で、AAS東京とAAS関西がWEB本科コースを開いています。
令和8年度のWEB本科コースは、郵送添削・PDF添削・添削なしの3つから選ぶ形で、WEB総合本科の場合は添削40回付きで198,000円(税込)(PDF添削)です。
例えば、添削の要らない人はWEB過去問本科を105,000円(税込)で受講でき、郵送添削にすると140,000円まで上がります。
1次試験に合格して2次対策だけを強化したい人は、令和9年度向けコースの公開時期と添削回数を公式サイトで確認してください。
- 学習形式:Web講義と答案添削
- 対象:2次試験対策
- 料金目安:105,000円〜203,000円(税込・令和8年度)
- サポート:添削12〜40回、継続受講割引
目的別に選ぶ中小企業診断士講座の早見表
10社の講座は、学習の進め方や予算によって向き不向きが分かれます。
学習の段階と目的ごとに、確認すべき点と候補になりやすい講座を整理しました。
| 目的 | 向いている人 | 確認すべき点 | 候補になりやすいスクール |
|---|---|---|---|
| 費用を抑えて1次・2次を学びたい | まず10万円以下で始めたい初学者 | 質問・添削の回数、追加教材の費用 | スタディング、診断士ゼミナール、資格の大原 |
| 講義と添削をそろえたい | 質問や2次答案の添削を重視する人 | 添削の回数、合格特典の条件 | アガルート、クレアール、LEC |
| 給付金を使って受講したい | 雇用保険の加入期間が1年以上ある人 | 対象コース、開講月、支給の上限 | クレアール、TAC、スタディング(パーフェクト) |
| 2次対策を強化したい | 1次試験に合格済みの人 | 添削の回数、受付の時期 | AAS、アガルート(2次試験対策パック) |
| 2次試験以外の登録ルートを考えたい | 1次試験に合格し、費用と時間をかけられる人 | 養成課程の費用と期間 | 日本マンパワー(登録養成課程) |
初学者で費用を抑えたい人
初めて中小企業診断士の勉強を始める人は、10万円以下の講座で学習を習慣にできるかを試す方法があります。
1次試験は7科目と範囲が広いため、続けられる教材かどうかが最初の分かれ目です。
例えば、スタディングのミニマム(48,400円)や診断士ゼミナールのフルコース(54,780円)は、TACのストレート本科生(310,000円)の5分の1以下の料金で受講できます。
一方で、質問や添削の回数は講座によって大きく違う点に注意が必要です。
料金の安さだけで決めず、質問できる回数と2次答案の添削の有無を確認してください。
添削と質問のサポートを重視する人
2次試験は記述式のため、自分の答案を第三者に見てもらえる添削の回数が学習の質を左右します。
1次試験の段階でも、質問の回数に上限があるかを確認しておきましょう。
例えば、アガルートの入門カリキュラム(フル)は質問50回と添削36回、クレアールは質問が無制限で添削課題が28事例です。
LECは2次のベーシック答練から講師の添削を受けられます。
添削の回数は2次試験までに書ける答案の数の目安になるため、学習計画と合わせて比べましょう。
1次試験に合格して2次対策を強化したい人
1次試験に合格した人は、2次試験の筆記対策に絞った講座を選ぶと、費用を抑えて添削の回数を増やせます。
令和8年度からは口述試験が廃止され、2次試験は筆記試験だけで合否が決まる仕組みです。
例えば、アガルートの2次試験対策パック(添削あり)は195,800円、AASのWEB過去問本科(添削なし)は105,000円と、添削の有無で料金が大きく変わります。
AASは令和9年度向けのコースがまだ公開されていないため、公開時期を待たなければなりません。
2次対策の講座は、添削の回数と受付時期を比べ、10月の筆記試験から逆算して申し込んでください。
中小企業診断士講座の選び方
中小企業診断士の講座は、料金・サポート・合格実績の出し方がそれぞれ異なります。
申し込む前に確認したい6つのポイントをまとめました。
ポイント1】受講費用は入学金とオプションを含めて比べる
受講料を比べるときは、入学金や入会金、オプション教材を含めた総額にそろえます。
講座によって、入学金が受講料に含まれるか別にかかるかが違うためです。
例えば、資格の大原は初めての人に入学金6,000円、TACは入会金10,000円がかかり、診断士ゼミナールは入学金なしですが印刷テキストを付けると23,980円が加わります。
クレアールは、入学金・教材費・送料をすべて含めた総額表示です。
見積もりを取るときは、入学金・教材・分割手数料を含めた支払総額で比べてください。
ポイント2】合格実績の数字は分母と年度をそろえて比べる
各社の合格率は、分母の取り方がそれぞれ異なるのが実情です。
アンケートの回答者を分母にする講座、カリキュラムの修了者を分母にする講座、合格者の人数だけを出す講座があります。
例えば、アガルートは令和7年度の受講生合格率を1次52.17%・2次44.44%とし、全科目受験者の合格率(1次23.66%、2次17.60%)と比べた数字です。
TACは本科生修了者151名中51名(33.8%)が令和7年度2次に合格したと公表し、スタディングは令和7年度2次合格者176名、令和8年度1次合格者705名と人数で示しています。
合格率を比べるときは、算定対象(誰を分母にしたか)と年度をそろえて読むことが大切です。
ポイント3】質問と添削のサポートを確認する
通信講座では、分からない点を質問できる回数と、2次答案を添削してもらえる回数が、学習の進み方を左右するでしょう。
質問の回数に上限がある講座と、回数無制限の講座があります。
例えば、TACのストレート本科生は質問メールが40回、アガルートの入門カリキュラム(フル)は質問50回、クレアールとヒューマンアカデミーは回数無制限です。
添削はアガルートが36回、ヒューマンアカデミーが18回で、AASは添削付きコースで最大40回を受けられます。
質問の回数が限られる講座では、1科目あたり何回質問できるかを計算してから申し込んでください。
ポイント4】自分のレベルと学習期間に合うコースを選ぶ
中小企業診断士講座には、初学者向けの入門コース、受験経験者向けの上級コース、2次試験だけの対策コースがあります。
1次試験は科目合格の制度があり、2年に分けて受ける計画も可能です。
例えば、LECには1年と1.5年のプレミアムコースがあり、診断士ゼミナールは1年分の料金で3年間受講できます。
受験経験者なら、アガルートの中上級カリキュラムやTACの上級本科生のように、基礎を短くした講座が候補です。
受験までに確保できる期間を先に決め、その期間に合わせたコースを選びましょう。
ポイント5】教材と講義の形式を確認する
教材と講義の形式は、学習を続けられるかに直結します。
紙のテキストで学びたいか、スマートフォンで隙間時間に学びたいかで選ぶ講座が変わるはずです。
例えば、LECは1講義を約15分のユニットに分け、スタディングは1次基礎講座を全58回・約58時間で構成しています。
診断士ゼミナールは印刷テキストとDVDがオプションのため、紙で学びたい人は追加の費用を見込んでおきましょう。
無料の体験講義やサンプル教材で、講義の長さと教材の形式が自分に合うかを確かめてください。
ポイント6】合格特典と返金制度の条件を確認する
合格お祝い金や返金制度は、条件を満たした場合だけ受け取れます。
対象のコース、提出物、申請期限が講座ごとに決まっている点に注意しましょう。
例えば、アガルートの全額返金は入門・中上級カリキュラムが対象で、合格体験記やインタビュー出演などが条件です。
診断士ゼミナールの不合格者返金は、合格基準点の95%以上を取って不合格だった場合に20,000円で、お祝い金と両方は受け取れません。
特典を理由に講座を選ぶ場合は、対象コースと条件を規約で確認し、特典がなくても払える予算で申し込んでください。
教育訓練給付金が使える中小企業診断士講座
一般教育訓練給付制度の対象講座なら、条件を満たすと受講料の一部がハローワークから支給されます。
2026年10月20日時点で、公式サイトで対象と確認できた講座は次のとおりです。
雇用保険の加入期間などの条件があるため、受講開始前にハローワークで受給資格を確かめましょう。
対象と確認できた講座
一般教育訓練給付金は、受講料などの20%(上限10万円)が、講座の修了後に支給される制度です。
対象は厚生労働大臣が指定した講座だけで、同じ会社の講座でもコースによって対象と対象外が分かれます。
例えば、クレアールは1次2次ストレート合格パーフェクトコース、TACは1・2次ストレート本科生・1次本科生・2次本科生A・2次演習本科生A、スタディングは1次2次合格コース パーフェクトが対象です。
アガルートとヒューマンアカデミーは給付金の対象講座一覧に記載がなく、LEC・資格の大原は講座ページで確認できませんでした。
給付金を使う予定の人は、申し込むコース名と開講月が指定の対象になっているかを、教育訓練講座検索システムでも確認してください。
給付金を使った場合の自己負担額
一般教育訓練給付金は、受講料を先に全額支払い、修了後に申請して受け取る仕組みです。
支給額は受講料などの20%で、上限が10万円のため、50万円を超える講座では支給額が増えません。
例えば、TACのストレート本科生(Web通信310,000円)なら20%で62,000円、クレアールの10月割引価格(140,000円)なら28,000円が支給額の目安です。
申請は、修了日の翌日から1か月以内に住所を管轄するハローワークで行います。
給付金の受給には雇用保険の加入期間(初めての人は1年以上)などの条件があるため、受講前にハローワークで確認しておきましょう。
中小企業診断士とは
中小企業診断士は、中小企業の経営課題を診断し、改善の助言を行う国家資格です。
試験に合格して実務補習などを修了すると、経済産業大臣の登録を受けて名乗れます。
中小企業診断士の仕事内容
中小企業診断士の主な仕事は、経営コンサルティング、事業計画書や経営改善計画書の作成支援、セミナーや執筆による情報発信です。
企業内で経営企画や新規事業の担当として知識を生かす人もいます。
例えば、補助金の申請に必要な事業計画書の作成を支援したり、金融機関に出す経営改善計画を一緒に作ったりする仕事が代表的です。
独立して開業する人もいれば、会社員のまま資格を生かす人もいます。
資格を取ったあとに独立するか、社内で生かすかによって、必要な実務経験や人脈づくりの進め方が変わる点を押さえておきましょう。
中小企業診断士の平均年収
厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)では、「中小企業診断士」の職業ページに賃金(年収)1,134.6万円、平均年齢39.4歳が掲載されています。
この数字は令和7年賃金構造基本統計調査を加工したもので、同じ分類の職業(経営コンサルタントなど)と共通の値です。
例えば、中小企業診断士の資格を持つ会社員と独立した診断士では、収入の決まり方が大きく異なります。
企業によっては資格手当を支給する例もありますが、金額や有無は会社ごとに違うのが現状です。
年収の数字は統計上の平均値で、資格を取れば同じ収入になるわけではないため、目指す働き方とあわせて考えてください。
中小企業診断士の就職先・働き方
中小企業診断士の主な働き先は、コンサルティング会社、商工会議所や商工会などの中小企業支援機関、金融機関、士業の事務所です。
会社員のまま、社内の経営企画や営業で知識を生かす人もいます。
例えば、金融機関の法人営業では、取引先の決算書を読み、経営課題を整理する場面で試験の知識を使える機会が多いでしょう。
MBAと比べて検討する人は、アガルートのMBA講座の評判もあわせて確認すると、学び方の違いが分かります。
受験の目的が転職・独立・社内でのキャリアのどれなのかを決めておくと、講座選びの基準もはっきりするはずです。
2026年度・2027年度の試験日程と申込みの流れ
中小企業診断士試験は、1次試験(7科目の択一式)と2次試験(4事例の筆記)で構成され、受験資格の制限はありません。
令和8年度から2次試験の口述試験が廃止され、受験手数料も改定されました。
令和8年度の試験日程と受験料
令和8年度の1次試験は2026年8月1日・2日に行われ、9月1日に合格が発表されています。
2次試験の申込みは9月1日から18日までで、筆記試験は10月25日、合格発表は2027年1月13日の予定です。
例えば、受験料は1次が17,200円、2次が15,100円(いずれも非課税)で、オンライン決済の場合は手数料(1次590円・2次525円)が別にかかります。
令和8年度から1次は14,500円から17,200円に上がり、2次は17,800円から15,100円に下がりました。
令和9年度(2027年度)の正式な日程は未発表のため、受験を予定している人は日本中小企業診断士協会連合会の発表を確認してください。
1次試験の科目と合格基準
1次試験は、経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策の7科目です。
合格基準は、総得点の60%以上で、かつ40%未満の科目が1つもないことが条件になります。
例えば、1科目100点の7科目なら700点満点のうち420点以上で、全科目で40点以上が必要です。
全科目の合格に届かなくても、60%以上を取った科目は科目合格となり、翌年度と翌々年度は申請によってその科目を免除できます。
1次試験を2年に分けて受ける場合は、科目合格の有効期間を踏まえて受験科目の順番を決めてください。
2次試験は筆記のみに変わった
2次試験は、組織・人事、マーケティング、生産・技術、財務・会計の4つの事例について、筆記で解答する試験です。
令和8年度から口述試験が廃止され、筆記試験の結果で合否が決まります。
例えば、令和7年度までは筆記に合格したあとに約10分の口述試験がありましたが、令和8年度の2次試験は10月25日の筆記だけです。
1次試験に合格すると、その年度と翌年度の2次試験を受験できます。
2次試験の対策は記述の練習が中心になるため、添削を受けられる回数を講座選びの基準に加えましょう。
中小企業庁「令和8年度からの中小企業診断士試験における改正点について」
受験までの申込みの流れ
1次試験の申込みは例年春から始まるため、2027年度の合格を目指す人は、秋に開講する2027年合格目標のコースで学習を始めると準備期間を確保しやすくなります。
1次試験に合格した人は、9月の申込期間に2次試験を申し込み、10月の筆記試験に臨む流れです。
例えば、2026年10月に講座を始めると、2027年8月上旬の1次試験までは約9か月、10月下旬の2次試験までは約12か月の準備期間になります。
正式な日程は年度ごとに発表されるため、受験の手引きの公開後に申込期間の確認が欠かせません。
講座の開講時期と試験日程から逆算し、1次と2次それぞれの学習期間を割り振っておきましょう。
中小企業診断士の合格率・難易度
中小企業診断士試験の合格率は、1次試験が20%台から40%台、2次試験が18%前後で推移しています。
1次と2次の両方に合格する必要があるため、ストレートで合格する人の割合はさらに低いのが実情です。
1次試験の合格率
1次試験の合格率は、令和2年度の42.5%をピークに下がり、令和7年度は23.7%(合格者4,344人)、令和8年度は23.0%(合格者4,099人)でした。
合格率の分母は、欠席した科目のない全科目の受験者です。
例えば、令和8年度は全科目を受験した17,829人のうち4,099人が合格しました。
年度によって問題の難易度が変わるため、合格率は大きく上下します。
1次試験の合格率は年度ごとの変動が大きいため、直近の数字だけでなく複数年の推移を見て学習計画を立ててください。
2次試験の合格率
2次試験の合格率は、令和元年度から令和7年度まで17.6%〜18.9%の範囲で推移しています。
令和7年度は全科目の受験者7,044人に対し、最終合格者は1,240人で、合格率は17.6%でした。
例えば、1次試験の合格率を23%、2次試験を18%と仮定した計算例では、同じ年度に1次と2次の両方に合格する人は受験者の約4%です。
2次試験は記述式で、自分の答案を客観的に見直す練習が欠かせません。
2次試験の合格率は毎年ほぼ一定のため、添削を活用して答案の書き方を身につけることを優先しましょう。
ほかの資格とあわせて学ぶ場合
中小企業診断士は、経営全般を幅広く扱う資格のため、ほかの資格と組み合わせて学ぶ人もいます。
人事・労務の専門性を高めたい人は社会保険労務士、個人のお金の相談にも対応したい人はFPが組み合わせの候補です。
例えば、社労士のおすすめ通信講座ランキングやFP(ファイナンシャルプランナー)のおすすめ講座では、それぞれの講座の料金と特徴を比べています。
資格ごとに試験の時期が違うため、同じ年に受ける場合は学習時間が重ならないかも確認が必要です。
ダブルライセンスを目指す場合は、どちらの資格を先に取るかを決め、学習期間が重ならない計画を立ててください。
中小企業診断士試験合格に必要な勉強時間
中小企業診断士試験は、1次7科目と2次の記述対策を合わせて長い学習期間が必要な試験です。
勉強時間には個人差が大きく、会計や経営の知識がある人は短くなる傾向があります。
週の学習時間から合格までの期間を計算する
勉強時間の目安は、受講する講座の講義時間と、問題演習・復習の時間を合わせて考えるのが基本です。
講義を見るだけでなく、過去問を解いて復習する時間も欠かせません。
例えば、仮定した計算例では、合計1,000時間を目標にし、平日1.5時間を5日、休日4時間を2日学ぶと週15.5時間で、1,000時間に届くまで約65週(約15か月)かかります。
アガルートの入門カリキュラムの総合講義は約93時間のため、講義の3倍の時間を演習と復習にあてても約370時間になる計算です。
自分が確保できる週の学習時間から、1次試験までに何時間学べるかを計算し、受講するコースの期間を決めてください。
中小企業診断士試験は独学でも合格できる?
中小企業診断士試験は、市販のテキストと過去問で独学して合格する人もいます。
ただし1次7科目の範囲が広く、2次の記述は自分だけで採点しにくいため、独学では学習計画と答案の見直しに工夫が必要です。
独学が難しくなりやすい理由
独学では、どの科目から始め、どこまで深く学ぶかを自分で決める必要があります。
2次試験の答案は模範解答が公表されないため、自分の解答が採点でどう評価されるかを判断しにくい点も課題です。
例えば、平日に1日1〜2時間しか確保できない人は、分からない箇所を調べる時間が増えると、計画どおりに進まなくなります。
講座を使えば、科目の順番や学習の配分があらかじめ決められているため、計画を立てる手間を減らせるのが利点です。
独学で進めるか講座を使うかは、学習計画を自分で立てられるかと、2次答案の添削を受けたいかで判断しましょう。
独学と講座を組み合わせる方法
独学と講座は、どちらか一方に決める必要はありません。
1次試験は独学で進め、2次試験だけ添削付きの講座を使う方法もあります。
例えば、1次試験を市販テキストで学び、2次試験はアガルートの2次試験対策パック(添削なし54,780円・添削あり195,800円)やAASのWEB本科で答案の添削を受ける組み合わせです。
この方法なら、1次・2次をまとめた講座より費用を抑えられる場合があります。
独学で進める範囲と講座を使う範囲を分け、費用と添削の回数のバランスで判断してください。
中小企業診断士講座に申し込むまでの流れ
申し込みの手順を決めておくと、複数の講座を同じ条件で比べられます。
所要日数は講座や申し込み方法によって異なるため、各社の公式サイトで確認してください。
- 受験の目的(転職・独立・社内でのキャリア)と受験年度を決める
- 週に確保できる学習時間を計算し、コースの期間を選ぶ
- 候補の講座の無料体験講義やサンプル教材を試す
- 入学金・オプションを含めた総額と、キャンペーンの期限を確認する
- 給付金を使う場合は、対象コースと受給資格をハローワークで確認する
- 合格特典・返金の条件を確認して申し込む
キャンペーンには期限があるため、申し込む日に適用される価格を公式ページで確認しておきましょう。
給付金を使う場合は、対象になる開講月が限られる講座もあるため、申し込みの前に条件をそろえておくのが確実です。
中小企業診断士講座についてよくある質問
中小企業診断士の講座や試験について、よく寄せられる質問をまとめました。
中小企業診断士講座の費用はいくらですか?
本記事で比べた講座では、1次・2次をまとめたコースで54,780円から310,000円まで幅があります。
入学金やオプション教材が別にかかる講座も見られる点に注意が必要です。
キャンペーンや割引で価格が変わるため、申し込む日の総額で比べてください。
中小企業診断士試験の受験料はいくらですか?
令和8年度の受験料は、1次試験が17,200円、2次試験が15,100円(いずれも非課税)です。
オンライン決済の場合は、手数料(1次590円・2次525円)が別にかかります。
令和8年度から1次は値上げ、2次は値下げされたため、古い情報の金額に注意しましょう。
2次試験の口述試験はなくなったのですか?
令和8年度の試験から、2次試験の口述試験は廃止されました。
2次試験は筆記試験の結果で合否が決まります。
令和8年度の2次筆記試験は10月25日、合格発表は2027年1月13日の予定です。
講座の合格率はどう比べればよいですか?
合格率は、分母(誰を対象に計算したか)と年度をそろえて比べます。
アンケート回答者を分母にする講座と、修了者を分母にする講座では、同じ数字でも意味が異なるためです。
合格者の人数だけを公表する講座もあるため、数字の出し方を確認してから判断しましょう。
教育訓練給付金を使える講座はありますか?
クレアール、TAC、スタディング(パーフェクト)の一部コースが一般教育訓練給付金の対象です。
支給額は受講料などの20%で、上限は10万円に設定されています。
対象のコースや開講月が限られるため、申し込む前に講座検索システムとハローワークで確認してください。
働きながら中小企業診断士に合格できますか?
働きながら合格を目指す人は多く、講座の多くは社会人が平日の夜や休日に学ぶことを前提にしています。
ただし合格には長い学習期間が必要です。
週の学習時間を計算し、1次試験までに確保できる時間に合わせてコースを選びましょう。
1次試験の科目合格はいつまで有効ですか?
60%以上を取った科目は科目合格となり、翌年度と翌々年度の試験で申請によって免除できます。
1次試験を2〜3年に分けて受ける計画も可能です。
免除を申請した科目は、その年度の総得点の計算から外れる点も確認しておきましょう。
合格特典や返金制度は全員が受け取れますか?
受け取れるのは、対象のコースを受講し、決められた条件を満たした人だけです。
合格体験記の提出やインタビュー出演などが条件になっている講座もあります。
特典の条件は規約で確認し、特典がなくても払える予算で講座を選んでください。
中小企業診断士の通信講座は「合格実績の中身」と「総額」で選ぼう
中小企業診断士の通信講座を比べるときは、入学金を含む受講料の総額、合格実績の算定対象と年度、質問・添削の回数、教育訓練給付金や合格特典の条件を並べることが出発点です。
費用を抑えて始めたい人はスタディングや診断士ゼミナール、講義と添削をそろえたい人はアガルートやクレアール、給付金を使いたい人はクレアールやTAC、2次対策を強化したい人はAASというように、目的によって候補が変わります。
講座を受けても合格が約束されるわけではなく、合格特典や給付金も条件を満たした場合だけ受け取れるため、特典がなくても払える予算かどうかを読者自身で判断してください。
料金やキャンペーン、試験の日程は変わることがあるため、申し込み前に各社と日本中小企業診断士協会連合会の公式ページで最新の情報を確かめるのが確実です。
本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の講座やサービスの利用を推奨するものではありません。










