宅建試験講座

宅建登録実務講習の実施機関を比較!合格率や講習の流れ・注意点を徹底解説

宅建登録実務講習 実施機関
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宅建登録実務講習は、宅建士試験に合格し宅地建物の取引に関する2年以上の実務経験がない方が、宅建士として登録申請を行うために必要な講習です。

この講習を修了することで、「2年以上の実務経験者と同等以上の能力を有する者」と認められます。

通信講座を受講し、その後1~2日間のスクーリングで実務を学び、最終的な修了試験に合格することで修了証が交付されるのです。

この記事では宅建登録実務講習の実施機関のほか、宅建試験合格~宅地建物取引士交付の流れを紹介します。

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宅建試験合格~宅地建物取引士交付の流れ

宅建士として働くには宅建試験に合格するだけではなく、実務経験2年以上もしくは宅建登録実務講習を受講して宅建士証を交付してもらわなければいけません。

ここでは、宅建登録実務講習について紹介します。

宅建登録実務講習とは?

宅建登録実務講習は宅地建物取引士の資格を登録するために必要な講習であり、宅地や建物の取引に関する実務経験が2年未満であれば登録実務講習を受講することが義務付けられています。

つまり、宅建登録実務講習の修了は実務経験2年の代替となるということです。

講習を受けてから修了試験に合格することで晴れて資格登録となり、宅地建物取引士証が交付されます。

宅建登録実務講習は全国どこでも受講でき、国が直接実施するのではなく、国土交通大臣に登録された機関が行っています。

宅建士の資格登録を行う際には受験地の都道府県と手続き場所が決まっていますが、登録実務講習に関しては受講場所の制限はないので通いやすいところを選ぶといいでしょう。

また講習後には修了試験をパスしなければならず、合格するためには修了試験で80%以上の正解が必要です。

一見80%という合格基準を聞くと難しいと感じるかもしれませんが、90%以上の受講者が合格しているので宅建の試験に合格していればほぼ通過できるでしょう。

宅建合格後の流れ

  1. 宅建試験合格・合格証書の送付
  2. 試験を受けた都道府県知事に対し資格登録

宅建合格後の流れは、宅建業での実務経験はどれくらいあるかと年数によって異なります

実務経験者は合格後に資格登録申請に進めますが、実務経験2年未満の場合は資格登録申請の前に「登録実務講習」を受けなくてはいけません

宅建士資格登録は任意ですが、資格は失われないため必要になったタイミングで登録してもいいでしょう。

登録実務講習とは

実務経験2年未満の合格者が宅建士として働くために必要となる講習のこと登録実務講習といいます。

国土交通大臣が所管する実施機関で開催され、通信講座を受講したあとにスクーリングで実務についてスキルを習得する流れです。

登録実務講習の修了証は修了試験に合格すると受け取れます。

宅建業の「実務経験」とは

登録実務講習に関わる宅建業の「実務経験」とは、以下のような業務の経験です。

実務経験としてカウントできる業務
  • 顧客への説明
  • 物件の調査
  • 具体的な宅地建物の取引に関する業務

宅建業でも事務や総務、経理、顧客対応などの一般管理業務は実務経験とはみなされません。

「実務経験2年以上」の方が登録実務講習を省略する場合は、宅地建物取引業免許を受けている業者の実務経験証明書を用意しましょう。

参考:一般財団法人不動産適正取引推進機構 宅地建物取引士資格登録等の手続について

宅建登録実施講習の流れ

登録実務講習の流れ

宅建登録実務講習は通信講座→スクーリング→修了試験の順で受講する流れとなっています。

登録実務講習の申し込みから修了証受け取りまでは1か月~2か月程度かかるのが一般的です。

ここでは、それぞれの内容や必要な期間について紹介します。

通信講座(1ヶ月)

登録実施講習を受けるためにはまず、実施機関に申込手続きを行います

申込みが完了すると、約10日後に教材が送られてきます。

現地調査を含む不動産取引に必要な調査事項についてテキストやDVDを通じて学び、演習問題を解いて学習を進めるのが一般的です。

学習にかかる期間は約1か月とされていますが、聴講時間は3時間程度で演習問題を解くのに必要な時間も含めて、ほとんどの場合1日で終了することがほとんどです。

なお演習問題の提出は義務ではなく、修了試験は通信講座を受講しなくても合格することができます。

スクーリング(1~2日間)

通信講座による1ヶ月の講習が終わったらスクーリングに移ります。

スクーリングでは各実施機関が指定した場所に直接出向き、講師から講義を受けるスタイルになっています。

スクーリングの日程や1日コース、または2日間のスクーリング期間(合計12時間)の選択、会場の選定については、自分の希望する日程を選ぶことができます。

なかには、1日コースお場合、朝7時~22時など長時間にわたることもあるようです。

スクーリングは基本的に先着順で決まるため、とくに人気のある会場や日程だとすぐに定員に達し、締切前に受付が終了する場合があるため注意が必要です。

したがって、登録実務講習を修了したい方は早めに申し込むようにしまよう。

またスクーリング中は遅刻や早退が認められないため、途中退室をすると修了試験を受けることができなくなるので万全の状態で挑むようにしてください。

スクーリングに必要な持ち物には以下のものがあるため、体調だけではなく忘れ物にも注意するようにしましょう。

  • 登録実務講習テキスト
  • 登録実務講習テキスト資料集
  • 受講証
  • 写真付き身分証明証(運転免許証やパスポートなど)
  • 筆記用具
  • 時計

修了試験(1時間程度)

12時間のスクーリングを終えた後、最終日に1時間の修了試験を受けます。

試験の問題は通信講座やスクーリングの内容に基づいた内容となっています。

修了試験ではテキストを持参することが許可されているため、通信講座やスクーリングでの重要なポイントを確認し、重要な箇所はマーカーを引いておくなど準備を整えておきましょう。

修了試験に合格すると、登録実務講習修了証が発行され、この修了証を受け取ることで登録実務講習の全ての過程が終わります

都道府県知事への登録申請に使用するため、大切に保管しておくようにしましょう。

登録実務講習のおすすめ実施機関6選

2025年現在、登録実務講習のおすすめ実施機関6選をご紹介します。

  • LEC東京リーガルマインド
  • TAKKYO
  • 日本宅建学院
  • 総合資格学院
  • 資格の学校TAC
  • 日建学院

登録実務講習実施機関一覧-国土交通省

LEC東京リーガルマインド

LEC東京リーガルマインド 登録実務講習
受講料(税込) 23,000円
日程 1月~11月
詳細 https://www.lec-jp.com/takken/kouza/jitsumu/

LECの特徴は予備校大手ということもあり開催会場やスクーリングの回数の多さが挙げられます。

札幌から那覇まで全国27拠点で幅広く講習を行っており、700以上のスクーリングクラスを開催しています。(1月~12月)

スクーリングを1日で全て行うコースもあり、忙しい方にはオススメです。

修了試験の合格率は99.9%以上(2025年度)であり、万が一不合格になってしまっても1回限り再受講ができるので安心です。

TAKKYO

TAKKYO 登録実務講習
受講料(税込) 全会場の非喫煙者:10,800円~
東京水道橋会場の喫煙者:11,800円~
日程 5月~10月
詳細 https://takkyo.com/jitsumu/schedule/

TAKKYOは東京・名古屋・大阪で開催している専門校です。

TAKKYOの特徴は喫煙者・非喫煙者で会場や値段が分かれているのが特徴で、非喫煙者の方は喫煙者よりも1,000円程度安く受講できます。

都市圏に住んでいてタバコを吸わない方におすすめです。

また、修了証を即日発行してくれることもお急ぎの方には嬉しい配慮です。

宅建登録実務講習、5問免除 登録講習、宅建直前講習の3つを提供しているので、宅建登録実務講習以降の講習などでも利用できます。

日本宅建学院

日本宅建学院 宅建登録実務講習
受講料(税込) 10月24日まで21,800円
日程 場所による
詳細 https://bho.co.jp/

日本宅建学院は不動産講座54年の伝統と実績を持つ宅建士登録実務講習と宅建士登録講習の専門校です。

札幌、仙台、大宮、東京、横浜、船橋、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡(博多)で実施しており、東京、大阪は1月~11月まで開催しております。

日本宅建学院は宅建士合格講座54年の実績があり、満点合格者、49点~46点の全国トップクラス合格者を輩出し、多数の合格者を輩出しています。

ほとんどのクラスが駅から徒歩1~5分のアクセスしやすい会場なので通いやすさも魅力です。

なお、修了試験終了後合格者にはその場で修了証を渡してくれます。

総合資格学院

総合資格学院
受講料(税込) 20,900円
令和7年11月25日(火) 受講料支払い完了分まで17,600円
日程 場所による
詳細 http://hotei.shikaku.co.jp/

総合資格学院は建築・不動産関連の資格試験予備校で、全国各地で登録実務講習を実施している専門校です。

なかには数カ所会場として設定されていない県もありますが、全国のほとんどの地域で受講できます

総合資格学院のカリキュラムは、約1ヶ月間の「通信講座」と、2日間の「演習」により実施されているのが特徴です。

都道府県ごとに異なりますが、宅地建物取引士資格登録申請をしてから登録まで30日~60日程度かかります。

さらに宅地建物取引士証の交付は交付申請後15日~30日程度必要となります。

資格の学校TAC

TAC 宅建士 登録実務講習
受講料(税込) 22,000円
日程 1月~8月
詳細 https://www.tac-school.co.jp/kouza_takken/takken_jitumukou.html

資格取得の専門機関で、関東・関西を中心に登録実務講習を実施している専門校です。

1クラス20人の完全定員制を採用しているので、少人数で受講したい人にはおすすめです。

TACの登録実務講習は国土交通省令に基づいた通信学習及びスクーリング(演習)によりおこなうスタイルとなっています。

さらに、通信学習・スクーリング(演習)実施後「修了試験」をおこない、一定水準をクリアすることで講習修了となります。

駅チカ校舎もたくさんあるので、通いやすいところを探している方にはおすすめです。

資格の学校TACで受講を希望する場合は人気なので早めの予約するようにしましょう。

日建学院

日建学院 登録実務講習
受講料(税込) 24,000円
インターネット割引で22,000円
日程 8,200円
詳細 https://www.nik-g.com/lessonlist/housing_jitsumu/

日建学院の登録実務講習は全国47カ所で開催しており、これまで累計68,000人以上の受講生を輩出しています。

スクーリング期間が1月、2月、3月、8月のコースを用意しています。

1月コースは2月上旬から順次修了証を発送してくれるのでスピーディに受け取れるでしょう。

万が一不合格だった場合は、無料キャンセル期間中に手続きをすれば全額返金されるので安心です。

日建学院の登録実務講習は例年12月には人気会場は満席になってしまうことから、インターネットからの早期申込でなるべく早めに予約しておくことをおすすめします。

宅建登録実務講習の内容

宅建登録実務講習の内容は以下の通り2科目に分けられ、それぞれ習得する事項が決まっています

1.取引士制度に関する科目 (1)取引士制度の概要
(2)取引士の役割及び義務
2.宅地又は建物の取引実務に関する科目 (1)受付、物件調査及び価格査定の実務に関する事項
(2)媒介契約に関する事項
(3)宅地又は建物の取引に係る広告に関する事項
(4)宅地又は建物の取引条件の交渉に関する事項
(5)法第三十五条第一項及び第二項の書面の作成に関する事項
(6)宅地又は建物の取引に係る契約の締結に関する事項
(7)宅地又は建物の取引に係る契約の履行に関する事項
(8)宅地又は建物の取引に係る資金計画及び税務に関する事項
(9)紛争の防止に関する事項

受講して修了することにより、「2年以上の実務経験を有する者と同等以上の能力を有する者」と認められる講習の内容です。

参考:国土交通省|登録の手引き 宅地建物取引業法第16条第3項に基づく登録講習機関

通信講座の学習科目

登録実務講習のうち通信講習は約1ヶ月間で実用的な知識を習得できるカリキュラムです。

決められた期間内に通信講座用演習問題を実施・活用し、知識の定着・習得を目指します

テキスト、Web講義、確認テストなどで自宅学習をおこなうことでスクーリングに備えます。

スクーリングの学習科目

スクーリングは実際の教室での演習で、より実務的内容を中心に学習します。

  • 不動産取引に必要な調査
  • 契約書の作成方法
  • 取引相手への重要事項説明

宅建士の業務について、より具体的にプロの講師が対面やオンラインでくわしく解説してくれます

宅建の「登録講習」「法定講習」はどう違う

宅建登録実務講習のうち「登録講習」「法定講習」の違いについて確認しましょう。

登録講習とは

宅建試験を受ける前に受講する講習のことを登録講習といい、宅建業の実務に携わっている人は講習を受けることで3年以内の宅建試験で問題が5問免除されます

登録講習の受講は宅建業に従事しているための証明として「従業者証明書」が必要です。

「従業者証明書」は正社員以外のアルバイトやパートで働く人も勤務先に申請できます。

法定講習とは

法定講習とは宅建士証の更新時にも受講が必須で、交付申請の6ヶ月前に行われる法定講習をいいます。

実践的なトレーニングを行い、実務上必須となるスキルや知識を身につけます。

  • 契約書の作成や物件の査定方法
  • 宅建業務におけるトラブル解決の手法

法定講習では法改正の説明のほか、実際に起こった裁判例の紹介なども行われ、宅建士が実務に生かせる内容となっています。

宅建登録実務講習のよくある質問

宅建登録実務講習はいつ・どこで受ける?

宅建登録実務講習は、年間を通じて全国各地で受けられます。

大手予備校や小規模な予備校など、国土交通大臣の登録を受けた機関が実施しています。

実施機関によって日程や会場が異なるため、事前に確認しましょう。

実施機関によって何が違う?

受講料、講習の実施時期や回数、テキストの内容、講義の進め方、修了試験の形式が違います。

講義内容や問題集・課題の有無などにも実施機関ごとの差があるでしょう。

ただし修了試験の合格基準や修了証発行の要件は法律で定められているため、修了の難易度は変わりません。

登録講習の費用は?

登録講習の費用は12,000円から24,000円程度が相場です。

講義料、教材費、試験費用などは各機関ごとに設定しているため、金額が異なります。

早期申込割引やキャンペーン適用で登録講習の費用が抑えられることがあります。

宅建登録実務講習修了試験の難易度・合格率は?

実施機関での合格率は90%以上と非常に高い数値をたたき出しています。

宅建の本試験の合格率が15~17%であることを考えると、修了試験はかなり易しいことが明らかです。

宅建の本試験は不動産取引の専門家としての高い知識を確認する「落とすための試験」と位置付けられている一方、修了試験は宅建士として必要なスキルを身に付けたかを確認する「合格させるための試験」など目的が異なります。

受講後、資格登録はいつまでに行えばいい?

宅建試験の合格から1年以内に登録・宅建士証の交付申請を行うことをおすすめします。

試験に合格してから取引士証が交付されるまでに1年が経過すると、もう一度1日間の講習を受けなければいけないので注意が必要です。

さらに、登録実務講習を修了したとしても登録を行わずに10年を超えてしまうと、新たに講習を受けないといけません。

宅建登録実務講習を受けないとどうなる?

宅建登録実務講習を受けないと宅建士証の交付ができず、宅建士として働くことはできません。

講習を受けなければ宅建士としての登録ができず、名乗ったり独占業務を行うことができないのです。

宅建士として働く可能性がある方、働きたい方は宅建登録実務講習の修了は必須です。

宅建登録実務講習の実施機関は全国にある

宅建士として働くには宅建試験に合格するだけでは不可能で、実務経験2年以上もしくは宅建登録実務講習を受講する必要があります。

宅建登録実務講習については、受講費用や日程、講習内容について事前に確認しましょう。

宅建登録実務講習の実施機関は全国にあるうえに、通信講座も利用できます。

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