アガルートの通関士講座の評判・口コミとは？料金やメリット・デメリット・他の予備校講座との違いを比較

「アガルートの通関士の口コミや評判は?」
「アガルートの通関士講座に申し込むか悩む」この記事ではそんな疑問を解消します。

通関士とは輸出入業務を専門に扱う仕事であり、おもに税関での通関手続きを代行する役割を担っています。

通関士になるには毎年10月に実施される通関士試験に合格する必要があり、合格率は10％～20％前後を推移しており難易度は高いでしょう。

アガルート通関士講座有料受講生合格率（令和6年）49.02％（全国平均約4倍）と非常に高い合格実績を誇っています。

まずはアガルートの通関士講座の評判・口コミ、メリット・デメリットなどについて紹介します。

良い評判・口コミから分かるアガルート通関士講座のメリット

ここでは、良い評判・口コミをもとに、アガルート通関士講座のメリットを紹介します。

メリット1】コンパクトな講義・テキストで最短合格を目指せる

アガルート通関士講座の総講義時間は通常100時間以上かかると言われる内容を、約50時間に凝縮。

独学で自分に合うテキストが見つからなかった方や他の予備校でボリュームの多い講義に挫折してしまった方でも、モチベーションを保ちつつ学習を続けることが出来るでしょう。

また時間が確保できにくい社会人の方でも最短ルートでの合格を狙えるように知識を絞っているので、効率よく合格を目指せるようにになっています。

実際の受講生からも「コンパクトで助かった」「わかりやすかった」といった声が挙がっています。

過去に市販の本の分厚さに嫌になってしまったことがあったので、テキストがすごくコンパクトだったのでやる気が出ました。

こんなにコンパクトでいいのか？と思いましたが、ここさえ勉強しておけば合格できるという部分が厳選されギュッと詰まったテキストということだったので、テキストをやり込んだら合格できると信じて学習しました。

加藤先生の講義では、初見では分かりにくい部分は図に表したり、噛み砕いて説明してくださったりして、理解しやすかったです。

また、語呂合わせやリズムで覚えるやり方をちょこちょこ紹介してくださったのですが、本当に覚えやすくてとても役に立ちました。

合格者の声

まず、通関業法は内容がすっきりとまとまっていて覚えやすかったです。特に、検査の立ち会いや通関書類の審査の部分で「これとこれが入らない」という教え方をしてもらえたのが有難かったと思います。

関税法等ではテキストに載っていない部分をホワイトボードで解説してくれたり、前に解説したところでも適宜重要な部分にマーカーを引いてくれていたのがよかったと思います。特に、課税価格の計算の部分での相殺値引きなどの説明はホワイトボードでの解説のおかげで理解がしやすかったです。

関税法等は一番最初に受講した科目で内容がかなり多く大変な部分もありましたが、わかりやすい授業とテキストのおかげで楽しく学習することができて資格取得に向けた勉強のいいスタートを切ることができたと思います。

通関実務の関税率表の部分は1〜97類まであってどこをどう覚えたらいいかわかりませんでしたが、講師の方が覚えておいた方がいいものだけにマーカーを引いて解説をしてくれたので、短い期間でしっかり覚えることができ、試験本番でも正解することができました

合格者の声

メリット2】充実のフォロー制度

アガルートの通関士講座では、質問しやすい環境が整っています。

日々の学習の進め方や内容など些細な質問でもできるので、初学者でも安心して学習を進めることができます。

サポート制度	内容
学習導入オリエンテーション	学習を始める際に出る不安を解消するために作られたオリエンテーション動画
ホームルート	毎月配信。 受講生からのアンケート（勉強方法と学習内容）をベースに講師が回答する動画コンテンツ。
オンライン演習サービスKIKERUKUN	対象カリキュラム購入後に使えるオンラインの質問サービス
学習サポーター	学習の進め方や学習中に疑問に思ったことについてアドバイスをもらえる
短答セルフチェックWEBテスト	本試験の過去問を利用したWeb上のテスト。 特定の範囲が終わったらWebテストを受けて、定着度を確認することができる

今期試験については、大幅な法改正はありませんでしたが、独学だと、そういった点を整理してインプットするのは難しいと思います。法改正のポイントをタイミングよく動画でアップいただいたので、余計な労力を使わずに安心することができました。

合格者の声

その他、回数無制限で講師に直接質問できる制度や、受講生アンケートに基づいた毎月のHRなど、通信講座でありながら、通学並みの講師との距離の近さを感じられるところに惹かれ、アガルートアカデミーでの受講を決めました。

合格者の声

メリット3】3段階のステップで知識の定着を高められる

通関士試験は同じような問題が視点を変えて何度も出題される傾向にあることから、過去問をしっかりと学習することが合格のコツです。

アガルートの総合講義は演習問題が豊富であり、以下の3段階の問題演習で確認できます。

1. 知識を身につける
2. 「チェック問題」で単元ごとに知識を確認
3. 「章末問題」で章ごとに過去問形式の問題を解く

問題形式になるとなかなか点が取れないといった方でも実践的な学習で問題のクセを早めに理解しながら知識を身につけることができるので効率よく点数アップに繋げられます。

初学者の方や短期合格を目指していた方にとっても安心できると評判です。

過去問講座はまず量の面において非常に申し分なかったです。加えて痒いところに手が届く解説動画のおかげで躓く事なく学習を進める事が出来ました。学習方法としてはまず通関業法を固めてから、関税法等に続いて通関実務という風に段階を踏んで学習を進めていきました。過去問講座自体でかなりのボリュームでしたが、何度も周回することで問題そのものを覚えてしまうくらいの気持ちを持っていました。現に試験の型を覚えていた事で本番でも焦る事なく問題に臨むことが出来たと思います。

合格者の声

メリット4】受講前にオンラインで相談できる

アガルートでは受講前の相談もオンラインで受け付けています。

受講相談はアガルートの公式HPからいつでも申し込むことができ、専門のスタッフからの返信方法としてZoom、電話、メールのいずれかを選べます。

受講前に不安がある場合は、受講相談を活用してその不安を解消することをおすすめします。

講座の無料体験はアガルートから無料で申し込むことができますが、講座動画の一部はHP上でサンプルが公開されています。

アガルート通関士講座が自分に合っているか確認するためにもぜひチェックしてみて下さい。

メリット5】合格特典がある

アガルート通関士講座では合格後、一定条件を満たせば1万円のお祝い金、または受講料を全額返金してもらえる合格制度があります。

合格特典の条件や内容については以下の通りです。

全額返金は支払った受講料の税抜価格が銀行口座に返金され、お祝い金は10,000円分の現金がもらえます。

条件満たして通関士試験に合格した方であればもれなく合格特典を受けられることはうれしい特長ですね。

悪い評判・口コミから分かるアガルート通関士講座のデメリット

アガルート通関士講座を受講するデメリットには以下のものが挙げられます。

デメリット1】ネット環境がない方には不便

アガルートでは、Webを通じてテキストや講義動画を利用して学習ができるのが魅力ですが、反対にインターネット環境がない方にとっては不便に感じることがあります。

アガルートにはオフラインで学習できるUSBオプションが提供されている講座もあるものの、現在のところ通関士講座にはUSBオプションがないためインターネット環境が必須です。

たとえばインターネットの通信容量に制限がある家庭や通信環境が不安定な地域に住んでいる方は事前に確認しておくといいでしょう。

無料体験を通じてサンプルテキストやサンプル動画を視聴し、その後に判断することをおすすめします。

デメリット2】通関士の模擬試験がない

アガルート通関士試験講座には現在のところ模擬試験がありません。

通関士試験を実施している税関HPから過去問の入手もできますが、模擬試験を受けたいという方にとっては残念なポイントとなります。

模擬試験を受けたい方はTACや日本関税協会・マウンハーフジャパンといった、アガルート以外の予備校や通信講座が開催している模擬試験を受験することをおすすめします。

デメリット3】安い価格の講座ではない

とりあえずアガルート費用を貯めるために夏休みまでは馬車馬の如く働くしかなさそう

— わをん (@FukToWa) June 24, 2024

アガルートは通関士講座を始めるにはおよそ5万円程度の費用が必要で、「誰でも始めやすい安価な講座」とはいえません。

ただし、コストパフォーマンスが良く合格するための学習内容に特化しているため、結果として費用以上の満足度が得られることもあるようです。

アガルート通関士講座の料金や講座内容

コース・料金	【第60回（2026年）合格目標入門総合講義/入門カリキュラム】 入門カリキュラム：107,800円（税込） 入門総合講義/全科目：60,280円（税込） 入門総合講義/通関業法+関税法等（1科目免除者向け）：38,280円（税込） 入門総合講義/通関業法（2科目免除者向け）：21,780円（税込） 入門総合講義/関税法等：27,280円（税込） 【第60回（2026年）合格目標中上級総合講義/中上級カリキュラム】 中上級カリキュラム：129,800円（税込） 中上級総合講義/全科目：60,280円（税込） 中上級総合講義/通関業法+関税法等（1科目免除者向け）：38,280円（税込） 中上級総合講義/通関業法（2科目免除者向け）：21,780円（税込） 中上級総合講義/関税法等：27,280円（税込）
合格率	令和6年受講生の合格率49.02％
サポート体制	学習導入オリエンテーション 学習サポーター オンライン質問サービスKIKERUKUN 月1回のホームルーム 短答セルフチェックWEBテスト
特典・キャンペーン	各種割引制度（最大20％OFF） 合格特典（お祝い金1万円or全額返金）

合格を目指せる加藤佑喜氏による講義

アガルート通関士講座は2022年3月に開講した比較的新しい講座で、通関士試験の専門家である加藤佑喜氏が講師を務めています。

講座は初心者も短期間で合格を目指せるように設計されているのが特徴です。

受講期間中はオンライン質問サービスを通じて、講師に直接質問することができ、月に一度のオンラインホームルームでは講師が受講者の意見を反映させて進行するので初学者の方にも好評を得ています。

「効率的に勉強したい」「分からないことはすぐに解決したい」という方にとってアガルート通関士講座はおすすめだといえるでしょう。

「3段階の問題演習」と「科目並行学習」を組み合わせたカリキュラム

「3段階の問題演習」と「科目並行学習」を組み合わせたアガルート式学習法で、効率的に講義の内容が身に付きます。

問題演習を中心としたテキストや過去問で、通関士試験によく出る問題の傾向を理解できることもアガルート式学習法のポイント。

コンパクトな講義で網羅的かつ正確な知識を養えば、最短ルートで合格に向けて学習できるでしょう。

全国平均の約4倍の合格率

アガルートの通関士講座は合格率が高さが魅力で有料受講生の合格率（令和6年）は、49.02％（全国平均約4倍）と非常に高い合格実績でした。

新しく開講された講座でありながらも、確かな合格実績があることが分かります。

またアガルートは通関士以外にも、司法試験・予備試験、行政書士、宅建士など様々な国家資格の試験において、毎年非常に高い合格率・合格実績を誇っています。

合格実績のある通信講座を探している方にとってアガルートはおすすめだといえるでしょう。

アガルートの通関士講座をお得に受講する方法｜クーポン・割引情報

定価でも受講しやすい通関士講座ですが、アガルートでは最大で20%OFFされる様々な制度がありさらにお得に受講できます。

10%~20%の割引が受けられる上記の制度では、適用前にそれを証明する書類の提出を求められる場合があります。

アガルートでは不定期で様々なセールも開催しているためぜひチェックしてみて下さい。

アガルートの通関士講座とほかの通信講座を比較

フォーサイトやユーキャンに比べて5千円～1万円ほど安く受講できることからアガルートはコスパの良い通信講座であることが分かります。

フォーサイトは合格実績を公表している点、ユーキャンは7回分の添削課題があるなどメリットがありますが、アガルートも過去問や相談できる環境が整っているのでサポート体制も充実しています。

講座の雰囲気や予算などを踏まえて、アガルートの通関士講座とほかの通信講座を比較・検討してみるといいでしょう。

アガルート通関士講座がおすすめの人

アガルート通関士講座は初心者から受験経験者まで幅広い人におすすめの通信講座です。

テキストは通関士試験で出題される法律用語が丁寧に解説されているため、はじめて資格取得にチャレンジする方でも安心して学習を進められるでしょう。

勉強時間の確保が難しい方でも1コマ約10分で終了する動画講義が用意されているため、働きながら通関士の資格を取りたい方にも向いています。

さらに、初学者向けコースの受講料は60,280円（税込）と通信講座の中でも圧倒的にリーズナブルであり、合格時には受講料全額返金の特典もあります。

合格すれば実質無料で通関士の勉強ができるため費用を抑えたい方はぜひチェックしてみて下さい。

アガルート通関士講座がおすすめでない人

アガルート通関士講座がおすすめでない人の特徴として、添削サポートを求める方が挙げられます。

添削を受けることのメリットには受講生が自分の弱点を客観的に分析し、それを克服する手助けになることがあります。

したがって添削課題を希望する方は、他の予備校や通信講座が提供しているものを別途申し込まなければいけません。

ちなみに現時点で添削課題が含まれている通関士講座には、日本関税協会やユーキャン、マウンハーフジャパンなどがありあす。

受講料や合格実績を考慮しながら、いくつかの講座を比較検討してください。

通関士試験の概要

ここでは、通関士試験の概要について紹介します。

申込期間	例年7月下旬～8月上旬頃
試験日	例年10月の第1もしくは第2日曜日 ※令和6年は10月6日
合格発表日	例年11月上旬頃
受験資格	とくになし(学歴・年齢・国籍・実務経験などすべて不問)
試験形式	マークシート方式のみ
試験時間	6時間(休憩1時間を含む) 9:30〜10:20（50分）通関業法 11:00〜12:40（100分）関税法等 13:50〜15:30（120分）通関実務
受験手数料	3,000円(オンラインで申し込む場合：2,900円)
受験地	全国13都道府県(北海道・新潟県・宮城県・東京都・神奈川県・静岡県・愛知県・大阪府・兵庫県・広島県・福岡県・熊本県・沖縄県)

参考:税関 Japan Customs
通関士試験は年に1回おこなわれ、例年7月下旬から8月上旬までのおおよそ2週間程度の短い期間が申し込み期間となるので忘れずに申し込むようにしましょう。

試験日は10月の第1もしくは第2日曜日に行われ、合格発表日は11月上旬頃に税関のホームページに掲載されるため家にいながらの確認ができます。

通関士の合格率

参照元：税関通関士試験、通関士試験受験者数及び合格率等の推移（第1回～第54回）

上記の表からも分かるように、通関士試験の合格率は10~20％程度で推移しています。

また年によって合格率にばらつきがあることから、年度によっては問題の難易度が高かったり低かったりするなど変動があることもわかります。

通関士の合格基準点

通関士試験の合格基準点は、各科目ごとに設定されています。

試験は3科目からなり、各科目の合格基準点をクリアすることが必要です。

通関士試験は各科目で満点の60％以上を取得できれば合格になります。

60％以上の得点を目指して、要点を押さえた学習を進めることが重要です。

また、通関実務は計算問題や事例問題が含まれるため、実践的なスキルが求められます。

暗記学習だけでは合格できない内容となっているので、過去問題の徹底分析や模擬試験の活用はもちろん、専門学校や通信講座の利用も検討すると良いでしょう。

難易度の高い通関士試験で合格を目指すならアガルートを受講しよう

今回はアガルートの通関士講座の評判・口コミ、メリット・デメリットなどについて紹介してきました。

独学でも合格できますが、仕事や学校と両立する方や効率的に学習を進めたい方はやはり通信講座の利用が最適です。

アガルートの通関士講座は必要十分に絞られたコンパクトな講義と、アウトプット重視の演習を組み合わせたカリキュラムで、合格まで最短ルートで受講生をサポートする点が特徴。

オンライン講座であるため、自分のペースで学習を進められ、忙しい社会人や学生にも適しています。