賃貸不動産経営管理士試験におすすめの通信講座・予備校8選！講座の口コミ評判・料金や合格率を徹底比較

「賃貸不動産経営管理士おすすめ通信講座は？」
「通信講座ごとの料金や合格率・講座内容を比較したい」といった声に応えます。

賃貸不動産経営管理士とは不動産の賃貸管理業務についての専門知識を持ち、主にアパートやマンションといった賃貸物件の管理・運営を行う仕事です。2021年に国家資格化されてから注目度や需要が高まりつつあります。

令和6年度の賃貸不動産経営管理士の合格率は24.1％で、独学で合格する人もいますが、通信講座・予備校ではスケジュールやカリキュラムが整っているので活用がおすすめです。

そこで今回は賃貸不動産経営管理士におすすめの通信講座・予備校について、おすすめの講座やカリキュラムの特徴をくわしく紹介します。

賃貸不動産経営管理士のおすすめ通信講座8選

賃貸不動産経営管理士のおすすめの通信講座について紹介します。

会社名	料金（税込）	合格実績	サポート体制
アガルートアカデミー	入門総合カリキュラム(フル)：87,780円 入門総合カリキュラム(ライト)：65,780円 入門総合講義：43,780円	令和6年度合格率：80.7%(全国平均の3.4倍)	質問サポート 月1回のホームルーム制度 学習導入オリエンテーション
スタディング	19,800円	令和6年度合格者数：302名	課題添削 AIサポート 勉強仲間機能
TAC	総合本科生：83,000円	令和6年度合格率：54.1%(全国平均の2.2倍)	質問制度(電話・メール) Webフォロー 採点・答案作成指導 学習進捗変更サポート
LEC	合格フルパック：82,500円～ 合格スタンダードコース：71,500円～ 合格プライムコース：50,160円～	非公表	回数無制限の質問サポート「教えてチューター」 Webフォロー
キャリカレ	Aコース（学習サポート1年2ヶ月）：73,800円 Bコース（学習サポート1年1ヶ月）：78,800円 Cコース（学習サポート1年）：63,800円	非公表	WEB申込で1万円割引 期間限定割引キャンペーン
日建学院	短期集中Webコース：88,000円 問題解説Webコース：44,000円	非公表	メールやFAXでの質問回答
Kenビジネススクール	35,000円～	非公表	学習フロー確認 勉強仲間機能
総合資格学園	66,000円	非公表	即日採点サービス（無料） 願書取り寄せサービス（無料） スマホで利用できるe講義

アガルート

受講料金(税込)	入門総合カリキュラム(フル)：87,780円 入門総合カリキュラム(ライト)：65,780円 入門総合講義：43,780円
合格率	令和6年度合格率：80.7%(全国平均の3.4倍)
キャンペーン	各種割引制度 合格特典キャンペーン
サポート内容	質問サポート 月1回のホームルーム制度 学習導入オリエンテーション

アガルートの賃貸不動産経営管理士試験講座は、令和6年の試験において合格率80.07%（全国平均の3.4倍）を達成した実績を持つ講座です。

講座は基礎的な知識のインプット・アウトプットから試験直前の答練・模試まで、学習段階に応じた講座が揃ったフルカバーカリキュラムが特徴です。

講義は試験の出題元である約1,000ページの公式教本を約25時間に凝縮し、重要な情報を丁寧に解説し、テキストを補完する内容となっています。

さらに、講師が作成したオリジナルテキストには過去問の出題実績が記載されており、重要度や頻出度が明確で、図表やアイコンを多く使用しているため初学者でも安心。

アガルートではサポート面も充実しており、苦手や分からないことを解消しやすい質問制度も整備されており、月1回の定期ホームルームなど充実したフォロー制度などが用意されています。

コースはフルとライトがあり、初学者にはフルコースがおすすめです。受講料は87,780円とやや高めに設定されているものの、常設の各種割引制度や全額返金制される合格特典などを利用することでコストパフォーマンスを抑えることができます。

スタディング

受講料金(税込)	19,800円
合格率	令和6年度合格者数：302名
キャンペーン	各種割引制度 合格お祝い金制度
サポート内容	課題添削 AIサポート 勉強仲間機能

スタディングは令和6年度に302名の合格者を輩出した通信講座であり、他の通信講座と比べて圧倒的に受講料が安く抑えられているのが魅力です。各種割引制度や合格お祝い金制度もあるのでとにかく安く受講したい人におすすめ。

スタディングの講座はテキストの閲覧、講義動画、問題集の解答など、すべてスマートフォン1台で完結するのが特徴です。

そのため、社会人のように時間を確保するのが難しい方でも、ちょっとしたスキマ時間を利用して学習することができるでしょう。

講義動画は1本あたり約5分にまとめられているため、最小限の努力で合格を目指すことができるのは、初学者にとって嬉しいポイントです。

スタディングのサポート面では課題を通じて自分の苦手分野をアドバイスしてくれる課題添削があり、初学者にとっても非常に心強いでしょう。

TAC

受講料金(税込)	総合本科生：83,000円
合格率	令和6年度合格率：54.1%(全国平均の2.2倍)
キャンペーン	割引キャンペーン（9/30まで） 各種割引制度 合格祝賀金制度など
サポート内容	質問制度(電話・メール) Webフォロー 採点・答案作成指導 学習進捗変更サポート

TACの賃貸不動産経営管理士講座は、TAC独自の5つの項目に再編成されたカリキュラムが特徴です。

講義動画は約15分ごとに区切られているため、通勤・通学などスキマ時間での学習がしやすいでしょう。TACと他社との大きな違いは、高品質な個別指導にあります。

受講生一人ひとりの学習状況を詳細に把握し、それに基づいたカスタマイズされたアドバイスをしてくれるので初学者でも安心。

さらに、模擬試験後の詳細な解説と個別フィードバックにより、受講生は自分の弱点を正確に把握することができます。

TACのサポート面ではマイページ上で質問メールや講師からのメッセージ、ミニテストなど、さまざまなフォロー制度が用意されています。

LEC

受講料金(税込)	合格フルパック：82,500円～ 合格スタンダードコース：71,500円～ 合格プライムコース：50,160円～
合格率	非公表
キャンペーン	各種割引制度 合格割引制度
サポート内容	回数無制限の質問サポート「教えてチューター」 Webフォロー

賃貸不動産経営管理士｜LEC東京リーガルマインド
LECの通信講座には複数のパックや単科コースが用意されており、自分に必要な部分だけを受講できるという点が強みです。

例えば、独学で途中まで学習したが通信講座に切り替えたい方や仕事である程度の知識を持っているため過去問や解説のみを求める方には、合格パックではなく単科コースのみの受講といったこともできます。

LECは詳細な解説よりも分かりやすさを重視しており、初学者でも理解しやすくなっています。

ほかにも分からない部分をそのままにしないために、無制限で質問できる「教えてチューター」というサポート制度が整っています。

さらに、LNE＠のアカウントを通じて講義やテキストの内容、疑問点などを質問することも可能です。無料体験や受講相談も行っているのでぜひチェックしてみてください。

キャリカレ

受講料金(税込)	Aコース（学習サポート1年2ヶ月）：73,800円 Bコース（学習サポート1年1ヶ月）：78,800円 Cコース（学習サポート1年）：63,800円
合格率	非公表
キャンペーン	無料質問サポート 添削指導サポート 不合格全額返金制度 1年間長期学習サポート
サポート内容	WEB申込で1万円割引 期間限定割引キャンペーン

キャリカレは試験に出るところのみを効率的に学べ、最短2カ月での短期合格を目指せる通信講座です。キャリカレの強みは、充実したサポート体制にあります。

たとえば知識を定着させるための質問サポートや添削サポートがあり、サポート期間は最長で1年です。

さらに卒業後のアフターフォローにも力を入れており、専属のキャリアコーディネーターが就職や転職活動を全面的に支援してくれます。

就職や転職のサポートを行っている通信講座はほかにもあるものの、独立や開業のサポートを提供しているのは珍しいといえるでしょう。開業サポートでは、テンプレートや手順が記載された解説書を無料で提供しています。

キャリカレの受講料は63,800円と比較的リーズナブルですが、定期的にキャンペーンが行われているためコスパ面でもおすすめの通信講座と言えるでしょう。

さらに万が一不合格の場合に返金される「不合格全額返金制度」もあるため、不安な方でも安心して受講できます。

日建学院

受講料金(税込)	短期集中Webコース：88,000円 問題解説Webコース：44,000円
合格率	非公表
キャンペーン	早期入学キャンペーン（25％OFF）
サポート内容	メールやFAXでの質問回答

日建学院は施工管理技士や建築士などの技術系資格に特化した通信講座で、近年では不動産関連の資格取得にも注力しています。

日建学院の賃貸不動産経営管理士通信講座では、母体企業である建築資料研究社を使っていることが特徴です。

図やイラストを効果的に活用し、わかりやすくまとめられたテキストとなっているため、初めて学ぶ方でも安心できるでしょう。

もちろん、学習経験者向けのコースも用意されているので一人ひとりのレベルや知識に応じて学習ができます。

受講料は「短期集中Webコース」が88,000円、「問題解説Webコース」が44,000円となっており、平均的な価格といえます。

初学者には短期集中Webコース、学習経験者には問題解説Webコースをおすすめします。受講期間も約4ヶ月となっているため、短期合格を目指す方向けでもあります。

ただし、日建学院はほかの通信講座と比べてサポート制度についてはあまり手厚くない点に気をつけましょう。

Kenビジネススクール

受講料金(税込)	賃管士基本講座：48,200円 賃管士直前絶対合格講座：33,300円 賃管士予想模試（3回）：14,600円 賃管士前日ヤマ当て模試（1回）＆総まとめ講座：15,600円
合格率	非公表
キャンペーン	早期特別割引
サポート内容	オリジナルアプリ「賃管士合格アプリ」

Kenビジネススクールは不動産資格に特化した教育機関です。講師が作成した市販のテキストやアプリを使用し、試験で頻出する分野を中心に学習を行います。

予想模試講座も開講しており本試験の1カ月前から全3回にわたって実施されます。的中率が高く人気のある3回の模擬試験を通じて、弱点を見つけ出し、総復習を行うことができます。

各模試やヤマ当て講座は個人でも受講でき、独学や他の通信講座で学習を終えた方が最後の仕上げとして模試を利用するのにおすすめです。

Kenビジネススクールのオリジナル「賃管士合格アプリ」では、アプリ内で予想模試を解くことも可能。予想模試の結果から全国順位を確認できるので、モチベーション維持にも役立つでしょう。

総合資格学院

受講料金(税込)	本講座コース：66,000円 演習講座コース：33,000円 模擬試験コース：11,000円
合格率	非公表
キャンペーン	なし
サポート内容	即日採点サービス（無料） 願書取り寄せサービス（無料） スマホで利用できるe講義

総合資格学園の賃貸不動産経営管理士WEB講座では、試験に精通した講師が重要なポイントを基礎からわかりやすい公式テキストを用いたスタイルが特徴的な通信講座です。

過去6年間の出題問題を収録したオリジナルの過去問題集を併用することで、学習した内容を復習し、反復することにより実力を確実に知識を定着させられます。

また総合資格学園の賃貸不動産経営管理士WEB講座では、オリジナルのe-講義を活用して学習を進められます。

スマートフォンやタブレット、PCなどに対応しており、自分のペースでいつでもどこでも学習ができるので、スキマ時間での学習におすすめ。

さらに、Eメール会員になることで最新の試験情報やオリジナルの試験対策問題などを受け取ることができます。

サポート面も充実しており、たとえば願書取り寄せサービスを利用することで、煩わしい願書の取り寄せから提出までを代行してもらえるため、提出忘れを防止できるだけでなく、願書配布会場に足を運ぶ手間も省けます。

即日採点サービスでは問題用紙に解答番号を記入しておき、受験後にスマートフォンなどで入力することで当日中に採点結果を受け取ることができます。

合格ラインを超えているかどうかを発表日まで不安に過ごすことなく、結果を即時に受け取れるというメリットがあります。

賃貸不動産経営管理士の講座の選び方5つ

ここでは、賃貸不動産経営管理士講座の選び方について紹介します。

選び方1】受講費用

賃貸不動産経営管理士の受講費用は各講座によってさまざまであり、コストパフォーマンスを重視する方や高額でもサポートや学習面でのバックアップが充実しているところがいいなど人によって何を優先したいかはさまざまです。

一括での支払いが難しい場合は、分割払いの選択肢もあるため、何回払いが可能かを考慮しながら費用を検討する必要があります。

今回ご紹介した通信講座の中だと、安価で学びたい初心者にはスタディング、サポート面も重視したい方には費用とのバランスが良いアガルートがおすすめです。

選び方2】サポート面

通信講座は通学講座とは異なり、基本的には一人の空間で学ばなければいけません。

そのため、理解できない部分については自分の力で調査したり、学習のモチベーションを維持するために工夫が必要です。

多くの通信講座では、質問制度や添削課題、カウンセリング、就職・転職サポートなどの支援制度が提供されているのでチェックしておくことをおすすめします。

理解できない単語や仕様が出てきた場合、講師やスタッフに電話、メール、チャットなどを通じて質問できる制度があれば、すぐに疑問を解消できます。

添削課題があれば自分の苦手な分野や合格のためのコツについてアドバイスを受けることができます。ただし、回数に制限がある場合もあるため注意が必要です。

選び方3】学習スタイル

学習スタイルはそれぞれの通信講座によって異なります。たとえばテキストによるものなのかやウェブでの講義が中心なのか、模試などが用意されているのかなど。

自分に合った方法で勉強することで、モチベーションを維持しながらの学習や合格まで近づくことができるでしょう。

反対に自分に合わない方法で学習を続けると、途中で学習を辞めてしまうなどのリスクがあります。今回ご紹介した通信講座の中だと、アガルートやスタディングなどがおすすめです。

どちらも1回10分程度の講義動画となっているので、初学者でもストレスを感じずにスキマ時間を活用して学習できます。

さらにアガルートではフルカラーのテキストでのインプットだけでなく、模試や過去問を通じてアウトプットする仕組みも整っているなど、効率的に学習を進められる工夫がされています。

選び方4】返金制度・合格特典の有無

賃貸不動産経営管理士試験の通信講座は決して安いものではありません。

各種割引制度やキャンペーンを利用することで費用を抑えることができますが、同時に返金制度や合格特典についても確認しておくことをおすすめします。

たとえば、教育訓練給付制度は働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成をサポートする目的で作られた制度であり、教育訓練経費の一部が支給される制度を用意している通信講座もあります。

具体的には対象コースに入会し試験に合格することで、受講料の20%が返還されるのが一般的です。ほかにも、合格することで通信講座サービスからギフトカードや現金を受け取ることができる合格特典などもあります。

ほとんどの通信講座では全額が返金されたり、不合格の場合に返金という通信講座もなかにはあるので初学者など合格に不安を抱える方にとっては安心材料となるでしょう。

ただし、上記の制度や特典は適用されない講座や提供していない通信講座もあるので、いくつかの講座を比較しておくといいでしょう。

選び方5】無料体験や資料請求をする

講義のスタイルや教材の質と量を無料体験や資料請求、サンプル教材で確認しましょう。

特に、テキストはフルカラーか、白黒か。図表やイラストが豊富で、文字ばかりになっていないか。重要度が明確に示されているかなども重要です。

動画の再生はスマホ、タブレット、PCなど、自分がメインで使うデバイスでスムーズに再生できるか、通信環境も確かめましょう。

申し込み前に実際のテキストや講座をチェックし、自分のレベルと合うか確かめることは大切なポイントと言えます。

賃貸不動産経営管理士は独学でも合格できる？

賃貸不動産経営管理士の合格率は例年20～30%前後とされていることからそれなりに難易度の高い試験となります。

もちろん、真剣に学習すれば独学でも合格の可能性は十分ありますが、教材の選定からスケジュール管理、モチベーションの維持まで全て自分で行う必要があることを考えると通信講座・予備校の利用がおすすめです。

通信講座や予備校では受講者のレベルに応じた教材が用意されるため、効率的に学習を進められます。

とくに自分でスケジュールを管理するのが苦手な方には、しっかりとした学習カリキュラムが整っている通信講座を使うことで手間を省けます。

さらに通信講座や予備校では質問や添削サポート、カウンセリング制度など、学習のモチベーションを維持しやすい環境が整っていますし、合格後のアフターフォローが充実しているところも存在します。

コスト面で不安を感じる方も多いかもしれませんが、割引制度やキャンペーン、全額返金制度を利用すれば、費用を抑えて受講できるでしょう。

賃貸不動産経営管理士とは

賃貸不動産経営管理士は不動産の賃貸管理業務に関する専門的な知識と技能をもつ資格です。

主に、アパートやマンションなどの賃貸物件の管理・運営に従事する専門家であり、賃貸不動産の所有者の資産を有効に活用し、不動産に居住し利用する賃借人の安全と安心を確保するという役割を果たしています。

賃貸不動産経営管理士は賃貸住宅の管理業務の適正化に関する法律（賃貸住宅管理業法）に基づき、賃貸住宅管理業務を行うために設置が義務付けられている「業務管理者」の要件を満たす国家資格でもあります。

賃貸住宅管理業者として登録された業者は各事務所に1人以上の業務管理者を配置しなければならないため、賃貸住宅管理業者にとっては必要不可欠な人材といえるでしょう。

ちなみに、職場によって異なるものの資格保持者には資格手当として毎月5,000円～1万円の給与が上乗せされることが一般的です。

さらに、将来独立して不動産管理業者として起業する際にも、賃貸不動産経営管理士の資格を持っていることは大いに役立ちます。

賃貸不動産経営管理士の試験について

試験日	例年11月中旬頃
合格発表	12月下旬頃
試験会場	北海道、青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、石川、長野、岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、島根、岡山、広島、山口、香川、愛媛、高知、福岡、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄（全国38地域）
受験料	税込12,000円
受験資格	なし
試験範囲	イ 管理受託契約に関する事項 ロ 管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項 ハ 家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理に関する事項 ニ 賃貸住宅の賃貸借に関する事項 ホ 法に関する事項 へ イからホまでに掲げるもののほか、管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務に関する事項 問題中の法令等に関する部分は、令和7年4月1日現在で施行されている規定（関係機関による関連告示、通達等を含む。）に基づいて出題します。
賃貸不動産経営管理士の登録の条件	賃貸不動産経営管理士試験の合格者で以下の①または②を満たす必要があります。 管理業務に関し2年以上の実務の経験を有する者 その実務の経験を有する者と同等以上の能力を有する者 ※②は実務経験2年とみなす講習の修了をもって代える者等を指します。
登録料	税込6,600円

参照:試験実施要領（令和7年度）-賃貸不動産経営管理士

賃貸不動産経営管理士の5問免除とは

賃貸不動産経営管理士試験では賃貸不動産経営管理士講習の受講により、試験の一部を免除することができる制度があります。（5問免除）

ここでは、賃貸不動産経営管理士講習について紹介します。

実施機関	公益財団法人日本賃貸住宅管理協会 公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会 公益社団法人全日本不動産協会
講習内容	2週間程度の事前学習(令和6年版「賃貸不動産管理の知識と実務」を用いた自宅学習) スクリーニングによる講習を1日(上記と同じ教材を使い、確認テストも行われる) ※会場は全国47都道府県あるが、申し込み期間や講習日時は異なるため確認が必要
費用	22,550円（※日建学院賃貸不動産経営管理士講習事務局の場合） ※実施機関によって異なる
受験資格	なし

賃貸不動産経営管理士の合格率は30％程度

年度	受験者数	合格者数	合格率
2024年	30,194人	7,282人	24.1％%
2023年	28,299人	7,894人	28.2％%
2022年	31,687人	8,774人	27.7％%
2021年	32,459人	10,240人	31.5％%
2020年	27,338人	8146人	29.8％%

参照:令和6年度 賃貸不動産経営管理士試験の概要

上記の表からも分かるように過去5年間の合格率推移を見るとおおむね30%前後で推移しています。

合格率で考えると賃貸不動産経営管理士試験の難易度は比較的難しいに分類されるでしょう。

独学でも合格できる人もいますが、初学者や法律知識にくわしくないところからのスタートの人は通信講座・予備校の利用がおすすめです。

賃貸不動産経営管理士試験合格に必要な勉強時間

賃貸不動産経営管理士試験に合格するための勉強時間は一般的に200～250時間程度が目安とされています。

全くの初学者なのか知識があるかどうかによっても変わってきますが、最初の1か月でインプット学習、次の1か月で過去問などのアウトプット学習をすると考えると2ヶ月から3か月程度は見ておいたほうが良いでしょう。

ただし、独学で学習する場合テキストがかなり分厚く範囲が広いので、テキストを一度読み切るだけでもかなりの時間が必要となるため余裕を持っておくことをおすすめします。

テキストを読み終わったら試験に出るポイントを自分で見極めて学習を深めていき、独学の場合はさらに半年～1年ほどと思ったほうが良いでしょう。

試験実施は11月頃なので、独学であれば1年前か遅くとも5月頃、通信などで学習を始める方は8月頃など申し込みの時期に学習を始めるイメージといえます。

賃貸不動産経営管理士と他の不動産系国家資格の難易度を比較

国家資格の中で、賃貸不動産経営管理士の難易度は高めです。しかし、賃貸不動産経営管理士試験は不動産3大資格のどれよりも合格率は高く、難易度も低めです。

そのため、不動産関係の資格では最も取得を目指しやすい資格と言われています。ここでは、不動産3大資格と賃貸不動産経営管理士の難易度を比較紹介します。

不動産系国家資格	難易度	合格率
賃貸不動産経営管理士	低い	30％前後
マンション管理士試験	高い	10％前後
宅地建物取引士	高い	約15%～17%
管理業務主任者	高い	20%前後

マンション管理士試験との難易度比較

マンション管理士はマンションの維持や管理に関するコンサルティングを行うことが主な業務の国家資格です。

賃貸不動産経営管理士と同様に中高年にも人気のある職業で、合格者の平均年齢は賃貸不動産経営管理士試験が 43.2歳、マンション管理士試験は47.9歳でした。

近年の合格率は8～10%程度を推移しており、賃貸不動産経営管理士と比較しても資格取得の難易度は高いと言えます。

マンション管理士の試験合格に必要な勉強時間は約500時間前後を見込む必要があります。

	受験者数	合格者数	合格率
2015年度	14,092名	1,158名	8.2%
2016年度	13,737名	1,101名	8.0%
2017年度	13,037名	1,168名	9.0%
2018年度	12,389名	975名	7.9%
2019年度	12,021名	991名	8.2%
2020年度	12,198名	1,045名	8.6%
2021年度	12,520名	1,238名	9.9%
2022年度	12,209名	1,402名	11.5%
2023年度	11,158名	1,125名	10.1%
2024年度	10,955名	1,389名	12.7%

参照:公益財団法人マンション管理センター｜マンション管理士試験

賃貸不動産経営管理士の通信講座に関するよくある質問

賃貸不動産経営管理士を目指すならアガルート

賃貸不動産経営管理士の詳細や対策、オススメの通信講座を紹介させていただきました。

今後ますます人気になるであろう賃貸不動産経営管理士。試験が難しくなったり合格者数が減る前に通信講座を利用して早い段階で取得をしましょう。

数ある通信講座の中でも、不動産の「女王」による講義が受けられ、豪華な特典も待っているアガルートは最もおすすめの通信講座です。