「社労士試験の勉強におすすめのテキストや問題集は?」
「社労士テキストは独学にも使える?」そんな疑問を解消します。
社労士試験の勉強にテキストや問題集は欠かせないうえに、出版元によって解説や特色、使いやすさが異なります。
社労士試験の科目は全10科目に分類され、出題範囲が広いことが難しさの大きな理由です。
社労士の独学でも、各社の特徴を考慮してテキストを選ぶことがとても重要です。
社労士試験の勉強におすすめのテキストや問題集、アプリで知識を効率的に身につけられるものをまとめました。
初学者向け|社労士試験の勉強におすすめのテキスト・基本書3選
初学者向けの社労士試験の勉強におすすめのテキスト・基本書を、特色を交えて紹介します。
- TAC|みんなが欲しかった! 社労士の教科書
- 成美堂|マンガでわかる はじめての社労士試験
- TAC|岡根式 社労士試験はじめて講義
TAC|みんなが欲しかった! 社労士の教科書
資格の学校TACが、初学者・独学者専用に開発した試験対策テキストです。
フルカラーのレイアウトで、社労士試験合格に必要な知識を分かりやすく解説しています。
学習優先順位はA~Cの3段階の「重要度」で、学習が進められることもポイントでしょう。
多くの法改正事項に合わせて、最新の試験の傾向も押さえた「法改正トピックス」は初学者もうれしいですね。
スタートアップ講座大人講師である滝澤ななみ先生の監修で、常にカバンに入れて持ち歩けるコンパクトサイズです。
成美堂|マンガでわかる はじめての社労士試験
社会保険労務士試験を受験する人は、積極的にチェックしたい入門書です。
科目ごとに要点を図解とマンガでビジュアル化しているため、知識ゼロからでもスラスラ読めます。
法律用語の意味から丁寧に説明しているテキストは、初学者でも試験勉強につまづくことがありません。
実戦的な暗記のコツや学習のヒントも掲載しており、科目別に必勝法も解説。
法律の仕組みから学べる、社会保険労務士試験の入門としておすすめのテキストと言えます。
TAC|岡根式 社労士試験はじめて講義
岡根式 社労士試験はじめて講義は、TAC社労士講座の講師、岡根一雄先生による社労士入門書です。
全体像をしっかりつかむことができる入門講義では、各法律の骨格や仕組みから詳しく学べます。
図も豊富に活用し視覚的に理解しやすい内容の上、コンパクトサイズで持ち運びに便利。
岡根式 社労士試験はじめて講義の購入者は、テキストとリンクしたオリジナルの解説講義が視聴可能。
社労士試験で学習する10科目の入門部分をカバーしている、初学者も読みやすいテキストです。
学習経験者向け|社労士試験の勉強におすすめのテキスト5選
社労士試験の勉強におすすめの学習経験者向テキスト5選は以下の通りです。
- ユーキャン|社労士速習レッスン
- 社労士合格ゼミ|うかる!社労士 テキスト&問題集
- 中央経済|ごうかく社労士 基本テキスト
- 日本法令|社労士V イラストでわかる労働判例100
- LEC|社労士 合格のトリセツ
ユーキャン|社労士速習レッスン
「ユーキャン|社労士速習レッスン」は、社労士試験対策が効率よくできるテキストです。
「法律の基礎知識解説」では法律用語を丁寧に解説し、専門知識がない人も基礎から学べます。
「労働科目」「社会保険科目」「一般常識科目」の3冊に分冊できるテキストは、持ち運びに便利でしょう。
法律用語の解説や直近5年間の出題傾向表、確認テストなどが含まれており、学習しやすい
よう工夫されています。
社労士合格ゼミ|うかる!社労士 テキスト&問題集
必要な知識と過去問題を1冊にまとめた、社労士試験スピード合格のためにおすすめのテキストです。
テキストと問題集を一冊にまとめ、最新法改正に対応した内容で図表・イラストを使って分かりやすく解説。
過去5年分の社労士試験過去問も追加しており、合格に必要な知識が身につく内容です。
合格のコツを踏まえて出題傾向を徹底分析できることも、社労士合格ゼミが提供するテキストの特徴でしょう。
短期合格を目指すなら、1冊で効率よく知識を習得できる「うかる!社労士 テキスト&問題集」の活用がおすすめです。
中央経済|ごうかく社労士 基本テキスト
「ごうかく社労士 基本テキスト」は、社労士試験の頻出事項を完全網羅した定番基本テキストです。
出題傾向を踏まえた学習のポイントは、法律ごとに制度趣旨などを図表で詳しく解説。
2025年版を例にすると、マイナ保険証等の適用拡大など改正にもしっかり対応しています。
過去問を詳細に分析したテキストは試験に出る項目を網羅できるため、短期間での合格も目指せるでしょう。
日本法令|社労士V イラストでわかる労働判例100
社労士試験の労働分野で出題される判例問題対策として、100の判例を抽出したテキストです。
試験で出題されやすい重要な判例から、最新の判例まで幅広く学習できるほか、出題可能性の低い9つの判例を削除。
事件ごとにイラストを入れ、争点・結論はコンパクトにチェックできる内容です。
判決要旨は原文に近い形で掲載しており、択一式・選択式両方の対策にもおすすめできます。
イラストや表、見開き構成などが豊富で、社労士試験の労働判例対策がしやすいテキストでしょう。
LEC|社労士 合格のトリセツ
「社労士 合格のトリセツ」は本文と側注の2段構成で、基本問題集を解く中で側注で理解を深められます。
重要な語句の確認などの学習は、付属の赤シートを使うことで記憶の定着が可能でしょう。
学習した内容の確認は、同時収録されている過去問できちんと覚えたかチェックできます。
講義動画の撮りおろしの「社労士はじめて講義(特別収録)」に加え、「社労士合格のトリセツ講座」の第1回目を全10科目分できる特典つき。
オールカラーでイラストや図表が見やすく、わかりやすさにこだわったテキストです。
社労士試験の勉強におすすめの過去問・問題集4選
社労士試験の勉強におすすめの過去問・問題集をまとめました。演習などに活用できます。
- TAC|みんなが欲しかった! 社労士の年度別過去問題集 5年分
- ユーキャン|ユーキャンの社労士 過去&予想問題集
- 中央経済|ごうかく社労士 基本問題集[過去&予想]
- TAC|比較認識法 (R)で覚える! 社労士合格セレクト過去問題集
TAC|みんなが欲しかった! 社労士の年度別過去問題集 5年分
「みんなが欲しかった! 社労士の年度別過去問題集 5年分」は、5年分の過去問で知識を網羅できる内容です。
解説では、TAC社会保険労務士講座の本試験解答分析サービスをもとにした「正解率」を掲載。
色分けされている正解率は一目でわかりやすく、復習や勉強をするときの重要度の指針にもなるでしょう。
全科目通しで本試験の過去問をチェックできるので、出題傾向を把握しやすいでしょう。
過去問を年度別に収載しており、本試験と同じかたちで全科目通して試験対策ができます。
ユーキャン|ユーキャンの社労士 過去&予想問題集
「ユーキャンの社労士 過去&予想問題集」の論点別問題350問掲載では、全肢にくわしい解説が掲載されています。
間違えた理由をしっかり把握することもでき、社労士試験対策がスムーズに行えるでしょう。
オリジナルの予想模擬試験も収載されているため、理解したうえで問題演習ができます。
問題と解説はわかりやすい見開きで掲載されており、付属の赤シートで反復学習も可能。
ユーキャンの社労士 過去&予想問題集は解答力をきちんと身につけたうえで、合格に必要とされる知識可能です。
中央経済|ごうかく社労士 基本問題集[過去&予想]
ごうかく社労士 基本問題集[過去&予想]は、過去10年の社労士試験から科目ごとに重要問題を抽出し、出題傾向と年度の試験対策を解説。
過去問とよく当たる予想問題が1冊でチェックできる、決定版ともいえる問題集です。
事例・計算問題の解き方についても詳しく解説しているほか、予想問題も収録されています。
すべての問題が最新法令に対応しているため、効率よく社労士試験の学習ができますね。
シリーズのほかのテキストと一緒に使えることも、「ごうかく社労士」のメリットです。
TAC|比較認識法 (R)で覚える! 社労士合格セレクト過去問題集
TAC講師の岡武史講師が提唱する「比較認識法®」を活用した社労士試験過去問題集。
この問題集は合格に必要な知識とその問題のみに絞り込み、最小限の問題数で高い学習効果が期待できることがポイント。
問題を厳選することで、無駄をなくした効率の良い過去問対対策に特化した学習を進められます。
なかでも、択一式は肢別形式で、解き方がトレーニング形式で身につけられるでしょう。
出題のポイントを意識できるようになる、実戦的な過去問題集です。
社労士試験の勉強におすすめの一問一答問題集3選
社労士試験の勉強におすすめの一問一答問題集は以下です。
- TAC|よくわかる社労士 合格するための過去10年本試験問題集
- ユーキャン|ユーキャンの社労士 これだけ!一問一答集
- LEC|出る順社労士 一問一答過去10年問題集
学習しやすい問題集で知識を効率よく身につけましょう。
TAC|よくわかる社労士 合格するための過去10年本試験問題集
よくわかる社労士 合格するための過去10年本試験問題集は、科目ごとに分かれており一問一答形式で解ける問題集です。
網羅的に10年分の過去問を確認することで、試験の傾向がつかめることが特長。
出題論点が分かりやすく、スムーズに過去問が解き進められる、学習しやすいシリーズです。
科目別、項目別の問題集は、同シリーズの「合格テキスト」とセットで活用することもおすすめ。
10年分というボリュームの問題集でも効率よく進め、出題への対応力をつけられます。
ユーキャン|ユーキャンの社労士 これだけ!一問一答集
ユーキャンの社労士 これだけ!一問一答集は赤シート付きで、正誤問題を750件以上掲載。
専用ページで試験頻出の重要項目や、試験で問われやすいポイントの確認が簡単にチェックできます。
選択式・択一式対策もこの1冊で完了するほか、問題と解答、その解説は見開きで掲載されてわかりやすいことも特長。
すべての問題に「出典と重要度」が掲載されていることも、社労士という難関試験の理解を深めることに便利です。
LEC|出る順社労士 一問一答過去10年問題集
「出る順社労士 一問一答過去10年問題集」は、過去10年の択一式本試験問題を一肢ごとに掲載。
分野別に書籍に分けて細かくカバーしているLECの問題集シリーズで、5肢択一式に対応するための深い知識定着が効率よく図れます。
一問一答過去10年問題集は赤シート付きで、重要項目の暗記と反復学習にも活用しやすいでしょう。
LECの出る順社労士シリーズ『必修過去問題集』と並行学習することで、試験対策がより効果的に行えます。
社労士試験の勉強におすすめのサイト
下記の3つのサイトはいずれも評判が良く、多くの社労士試験受験生に利用されています。
- 社労士過去問ランド
- 合格クラブ
- みんなの社労士合格塾
興味があればぜひ有効活用しましょう。
社労士過去問ランド
社労士過去問ランドは無料で利用できる勉強サイトで、平成16年から令和3年までの過去問題6302肢を収録しており情報量は圧倒的です。
数多くの問題演習をこなせることに加えて解説も非常に丁寧なため、スマホ1つで非常に良質なアウトプットをこなすことができます。
具体的に問題の解説には出題根拠となる条文・判例などを載せているため、「どこが間違えているのか」を丁寧に確認できます。
また以下のように様々な機能が付いている点も社労士過去問ランドの魅力です。
- 付箋出題:「後で解きなおしたい」という問題に付箋を貼り、付箋を貼った問題が出題される(5色の色分けが可能)
- 弱点出題:過去に間違えた問題を抽出して問題演習が可能
- 検索出題:検索クエリに合致する問題を出題。され、弱点の克服に役立つ
- 交流機能 :掲示板、ブログ、プロフィール、メッセージ機能など
「無料でここまで利用できるのか!」と驚くほど優良なサイトのため、ぜひブックマークしてみてください。
合格クラブ
合格クラブはクレアールで講師を務めている北村講師が主催しているサイトで、有名講師からのアドバイスを受けられる特徴があります。
会員登録すると本試験当日まで毎日「1日1問」が出題され、「勉強の習慣付け」にも役立ちます。
「1日1問」は頻出論点に的を絞って出題されるため、コツコツと継続すれば着実に得点力を鍛えられるでしょう。
また毎月20日にはクレアール講師陣によるメルマガが届くため、試験対策で必要な最新情報をチェックできます。
定期的に社労士試験の問題や最新情報に触れることで勉強のモチベーション維持にも役立つので、会員登録してみてはいかがでしょうか。
みんなの社労士合格塾
みんなの社労士合格塾は、平成16年から令和5年までの過去問題約6,500肢を収録している情報量が豊富な社労士勉強サイトです。
有料ではありますがサイト上で数多くの問題を解きながら丁寧な解説を読むことができるため、非常に有用なツールです。
また「メールセミナー」では本試験日まで毎日 科目ごとのポイント・おすすめの学習方法・法改正の最新情報・一般常識対策 などを配信してくれます。
さらに「合格ブログ」では社会保険に関する一般常識や労務管理に関する一般常識に関する情報が得られます。
そのため、一般常識対策で困っている方はみんなの社労士合格塾を有効活用するのがおすすめです。
社労士試験のテキスト・過去問・問題集の選び方
社労士試験のテキスト・過去問・問題集は、自分が分かりやすい解説が載っているかを基準に考えましょう。
同じ出版社のシリーズ展開があるテキストや問題集であれば、効率よく関連する知識がチェックできますよ。
図やイラスト、表を使った分かりやすい解説はあるか
イラストや表などで見てイメージをつかむことで、法律の概念や用語について記憶に残りやすくなります。
法律用語が多いテキストのみでは記憶の定着がうまくいかず、学習が思うように進みません。
社労士の試験は暗記する箇所が多いため、図やイラスト、表を作った分かりやすい解説がある問題集が使いやすいです。
実際にテキストのサンプルをチェックして、分かりやすい解説がされているかイラストや表などの割合をチェックしましょう。
シリーズ展開はあるか
シリーズ展開がある問題集やテキスト過去問などは、解説に関連性があるので分かりやすいです。
テキストや問題集などをシリーズとして出版している会社は多く、不明な箇所があってもそれぞれがリンクしているとスムーズに確認できます。
効率的に学習するためには、情報を探す手間がかからないテキストを使うことが重要です。
シリーズを合わせて購入しないと、学習範囲が網羅できなかったり、解説にずれが生じたりする恐れがあるので注意してください。
法改正に対応しているか
社労士試験には法改正に対応した問題が出題され、最新の法律を勉強しているかが重要なポイントになります。
法改正に対応しているテキストや問題集を選べば、試験にも独学で挑戦しやすいでしょう。
特に社労士試験を初めて受験する場合は、法改正の他にも覚えることが非常に多くあります。
法改正の範囲にどれだけ時間を費やせるか計画し、ボリュームにあったテキストや問題集を購入することも重要です。
情報量は多いか
テキストの情報量が多いほど、合格に必要な問題や解決を網羅している可能性が高いです。
厚みのあるテキストは学習のハードルが高いと考えられがちですが、判例や通達などがきれいにまとまっていれば、情報は覚えやすいでしょう。
情報量が多く解説がわかりやすいテキストを活用し、社労士試験に挑戦してください。
初学者でも挑戦しやすい薄いテキストも販売していますが、合格に十分な情報量ではない危険性があります。
社労士試験の勉強によくある疑問を解消
- 社労士試験の勉強のコツは?
- 社労士試験の勉強はいつからするのがベスト?
- 社労士試験の勉強の順番は?
- 社労士のテキストを購入するベストなタイミングは?
社労士試験の勉強のコツは?
加えて、科目ごとの基準点を満たすまで過去問を網羅的に解き、合格を目指してください。
学習進捗を可視化することで、社労士試験対策のモチベーション維持ができます。
社労士試験の勉強はいつからするのがベスト?
1,000時間程度の勉強時間を確保するためには、逆算して約10〜12ヶ月前、前年9月からの勉強が必須です。
基礎を固めた後、応用問題や過去問演習を始め、試験がある年の8月末には総仕上げと弱点克服まで進められるとベストです。
社労士試験の勉強の順番は?
詳しい科目では、労働基準法から始め、健康保険法、国民年金法、厚生年金保険法と勉強すれば効率がいいでしょう。
一般常識科目は出題範囲が広く対策が難しい傾向ですが、最後の順番でも構いません。
社労士のテキストを購入するベストなタイミングは?
基礎をしっかりと固める十分な学習期間を確保できるでしょう。
半年前から準備をしておくことで、勉強した記憶が薄れないまま試験に臨めます。
社労士試験の勉強は抑えたいコツがある
合格率が低い社労士試験は、効率とバランスを意識した学習が重要です。
テキストを読み込むインプット学習だけでなく、過去問を解くアウトプット学習もバランス良く行いましょう。
過去問で間違えた問題は、何度も解き直して知識を定着させることが重要です。
独学は自分のペースで進められる一方で、モチベーションの維持が難しいため、目標設定と進捗の管理を徹底しましょう。

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