転職サイトで希望の仕事を見つけたあと、応募要件に「大卒以上」と書かれていて落ち込んだ経験がある人も多いのではないでしょうか。
残念ながら、高卒は大卒と比べると就業先が絞られてしまう傾向があります。
しかし業界や職種によっては、学歴や経験を問わない企業も多く存在します。
大切なのは高卒でも入りやすい業界を把握しておくことです。
この記事では、高卒者が転職で成功するコツやおすすめの職種などを紹介しています。
求人数 | おすすめの対象年代・属性 |
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約250,000件 | 20代~30代・未経験・第二新卒等 |
サポート内容 | 年収アップ実績 |
応募書類・面接対策サポート,転職活動の手続き代行,スカウトサービスなど | 平均アップ額 約90万円※2023年8月~12月のdoda利用者のうち、年収アップが転職で実現した人の平均額 |
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求人数が業界トップクラス
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20代高卒が転職を成功させるポイント
ポイント1】前職と同じ職種に転職する
転職の理由が職場の人間関係や環境にあるのであれば、同じ職種への転職をオススメします。
基本的にどの業界でも実務経験があると重宝され、採用されやすいというメリットがあります。
仕事の内容をある程度理解している高卒者と、実務未経験の大卒者を比べたときに、教育に時間を要しない高卒者の方が有利です。
このときの転職の成功ポイントは、面接や職務経歴書で実務経験を細かくアピールすることです。
前職できちんと実績を残しているのであれば、高卒というマイナスなイメージを払拭し、採用担当者にいい印象を持たれるでしょう。
ポイント2】「学歴不問」の求人に応募する
高卒者が仕事内容や給与面に魅力を感じても、応募条件に「大卒以上」と書かれていると応募することすらできません。
転職サイトなどで求人を探す際は、「学歴不問」で検索するようにしましょう。
人気が高い企業や大手企業は高卒での応募は難しいのですが、学歴を問わない企業でも魅力的な仕事ができる会社は豊富にあります。
また部署によって求める学歴が異なる会社もあり、営業職は大卒以上、事務職は高卒以上と区分されている会社も狙い目です。
ポイント3】資格を取得してアピールポイントを作る
大卒者は厳しい受験戦争を乗り越え、大変な就職活動を経験している人が多いです。
そのため、同じ応募枠に高卒者と大卒者がいれば、どうしても大卒者が有利になってしまいます。
そんな状況で大卒者に負けないためには、資格を取ってアピールすることが武器になります。
難しい資格であればあるほど、「能力がある」「目標に向かってコツコツ勉強ができる」と判断され、面接でも優位です。
資格取得の際には、できるだけ転職先の職場で活かせる資格を選びましょう。
また仕事をやめて資格の勉強に取り組むより、仕事をしながら資格を取得する方が有能と判断されます。
ポイント4】ポジティブな転職理由にする
面接官に転職の理由を伝えるときは、「上司や同僚と合わなかった」というような人間関係の不満や、「仕事が忙しすぎた」などの不満を決して口にしないようにしましょう。
事実だったとしても、ネガティブな発言に面接官はいい印象を持ちません。
理想的な転職理由としては、「資格を活かして、より専門的な仕事をしたいと思った」「〇〇のパイオニアである貴社で経験を積みキャリアアップを目指したい」などの前向きな回答がベターです。
転職理由に関して、面接官から指摘されそうなど不安がある方は、プロの転職アドバイザーに意見を求めてみましょう。
ポイント5】企業が求めている人材を理解する
転職成功への近道は、企業が求めているニーズを的確に察知することが大切です。
主に以下のような能力を求めていることが多いので、自身がどんなところに当てはまっているかをチェックしてみましょう。
コミュニケーション能力 |
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積極性 |
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行動力 |
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協調性 |
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問題解決能力 |
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「自分はここが人より優れているな」と思うところがあれば、その能力が活かせる職種を選ぶと採用率が高くなります。
ポイント6】多くの企業にエントリーする
数打ち当たるではありませんが、できるだけ多くの企業にエントリーすることが望ましいです。
本命狙いだけですと採用されなかったときに落ち込み、転職のモチベーションが下がってしまいます。
転職ではたくさんの選択肢を持っている方が、心にゆとりが生まれ自信にもつながります。
また求人情報だけでは分からない企業の特徴や魅力を理解するには、できるだけ多くの企業に面接に行き、肌で感じてもらうのが一番です。
ポイント7】履歴書・面接の対策を入念におこなう
高卒で就職された方は、大卒者と比べ履歴書の書き方や面接対策における知識が低いケースがあります。
また新卒時には不要だった職務経歴書にも、十分な対策が必要です。
資格や実務のアピールポイントの書き方、退社理由を悪いイメージにしないための表現など、「この人に会ってみたい」と思われる履歴書を作る必要があります。
さまざまな転職サイトに履歴書の書き方が公開されていますが、慎重な転職を望まれる方には、転職のプロに添削してもらうとより魅力的な履歴書に仕上がります。
20代高卒でも転職しやすい業界・職種
営業職
営業職は人対人の職業のため、学歴よりも人柄や性格を重視されやすく、未経験にもこだわらないという特徴があります。
営業職に求められるものはいくつかありますが、清潔感やコミュニケーション能力、温厚な性格などが挙げられます。
コミュニケーション能力といっても、難しく考えなくて大丈夫です。相手の話を聞き、分からないことは質問しながら自分の意見を伝えることができれば問題ありません。
営業は売り上げを上げるという目標が明確に設定されているため、結果がだせれば学歴に関係なく昇給・昇格が望めます。
IT業界
IT業界は学歴よりもスキルや経験を重視する業界です。またプログラマーやエンジニアは人手が足りておらず、高卒であっても高い確率で採用されます。
平成28年に経済産業省が発表したデータによれば、IT業界の人材供給は2020年から下降していくと予測されています。
そのため、高卒者の活躍の場はますます増えていきます。
好条件で採用されるためには、TOEICのスコアが700点以上あったり、実績を証明するポートフォリオがあったりすると面接でも有利です。
販売業
販売業は基本的に学歴や年齢にこだわらない業界です。
売り上げた分が成績になる、いわば実力主義社会のため、結果が残せれば学歴に関係なく高収入が見込めます。
中でも年収1,000万円以上が見込める業種として、保険代理店や車のディーラーが挙げられます。
成績がいいとヘッドハンティングされるケースもあり、さらに高待遇で転職することもできます。
しかし、結果がだせなければ給料はあまり伸びないという厳しい面も持っています。
建設業界
建設業界では人手不足というよりも、若手不足で悩んでいる業界のひとつです。
高卒でも20代という若さがあれば、積極的に採用してくれる企業は山ほどあります。
現場での仕事は体力が必要ですので、できるだけ若いうちに経験を積み、高齢になってからは現場監督になったり資格を取ったりするキャリアプランがおすすめです。
いずれは力仕事を引退する方向で進めていくと、長く務めることができるでしょう。
20代高卒でもキャリアの選択肢は多くある
高卒とはいえ、体力や若さが溢れる20代であれば転職には有利です。伸びしろもあるのでポテンシャル採用も期待ができます。
これが30代になると高卒での転職が一気に難しくなるため、できるだけ若いうちに転職を成功させ、確実にキャリアアップできる道を開いておきましょう。
さまざまな舞台で活躍するためにも、面接のマナーや履歴書のアピール対策をしっかりと学び、より良い条件の企業で働けるよう尽力してください。