司法試験・予備試験のオンライン通信講座を探していると、アガルートと資格スクエアのどちらを選べばよいか迷う人は少なくありません。
令和7年の予備試験は受験者12,432人に対して最終合格者が452人で、受験者に占める合格者の割合は約3.6%と、長い学習期間が必要な試験です。
本記事では、アガルートと資格スクエアの司法試験・予備試験講座を、受講料・合格実績・教材・添削と質問のサポート・割引制度で比較し、それぞれに向いている人を紹介します。
掲載している料金・制度は、2026年10月27日時点で各社の公式サイト・公式リリースと法務省の公表資料を確認した内容です。
令和7年 司法試験・予備試験の結果
司法試験は受験者3,837人のうち1,581人が合格し、予備試験は受験者12,432人のうち452人が最終合格しました。
| 試験 | 受験者数 | 合格者数 | 受験者に占める合格者の割合(編集部計算) |
|---|---|---|---|
| 令和7年司法試験 | 3,837人 | 1,581人 | 約41.2% |
| 令和7年予備試験 | 12,432人 | 452人(最終合格) | 約3.6% |
出典:法務省「令和7年司法試験の採点結果」、法務省「令和7年司法試験予備試験の結果」
アガルートと資格スクエアの違いを一覧で比較
アガルートと資格スクエアは、どちらもオンラインで司法試験・予備試験の講座を受けられる予備校です。
まずは、代表的なコースの受講料やサポート、合格実績の違いを一覧表で確認しましょう。
| 項目 | アガルート | 資格スクエア |
|---|---|---|
| 運営会社 | 株式会社アガルート(2015年1月開校) | 株式会社資格スクエア(2013年サービス開始、2026年1月に学研ホールディングスが取得予定と発表) |
| 代表的なコースと受講料(税込) | 予備試験最短合格カリキュラム:フル1,298,000円、ライト998,800円 | 合格フルパッケージ(12期):877,800円 |
| 添削 | フル206問、ライト174問 | 275通 |
| 質問 | フル100回、ライト50回 | 講義画面から質問 |
| 面談・コーチング | パーソナルコーチング月1回30分(フル)、ホームルーム月1回 | 合格者面談 月1回 |
| 合格実績 | 令和7年司法試験合格者1,581名中618名が有料講座受講生(アガルート発表) | 受講生の合格率を「全体の6.87倍(令和6年)」と公表、人数は非公表 |
| 合格特典 | フルは予備試験合格で受講料(税抜)を全額返金(条件あり) | 公式サイトで確認できず |
| 公式 | 公式 | 公式 |
※PR:表にはアフィリエイト広告のリンク先を含みます(比較の基準には含めていません)。
※アガルートは公式サイト(2026年10月27日確認)、資格スクエアは公式リリース(2025年11月6日、運営元のレアジョブ発表)の内容です。
※表が画面に収まらない場合は、横にスクロールして確認してください。
一覧で見ると、受講料は資格スクエアの合格フルパッケージのほうが安く、アガルートはコースの種類や合格特典、質問回数などのサポートの範囲が広いという違いがあります。
例えば、アガルートのライト(998,800円)と資格スクエアの合格フルパッケージ(877,800円)の差は121,000円、フル(1,298,000円)との差は420,200円です。
受講料の差と、添削・質問・合格特典などのサポートの違いをセットで比べてください。
アガルートの司法試験・予備試験講座
アガルートは、株式会社アガルートが2015年1月に開校したオンライン講座「アガルートアカデミー」の司法試験・予備試験講座です。
予備試験向けの最短合格カリキュラムのほか、法科大学院入試や、学習経験者向けのインプット・アウトプットのカリキュラムがあります。

アガルートの主なカリキュラムと受講料
アガルートの司法試験・予備試験講座は、受験ルートや学習経験に合わせてカリキュラムを選ぶ形式です。
| カリキュラム(合格目標) | 受講料(税込) |
|---|---|
| 予備試験最短合格カリキュラム(2027・2028年/2028・2029年) | フル:1,298,000円 ライト:998,800円 |
| 法科大学院入試・法曹コース最短合格カリキュラム(2029年4月入学) | スタンダード:998,800円 アドバンス:657,800円 |
| 論文基礎力養成カリキュラム | 2027年版:547,800円 2028年版:602,800円 |
| 予備試験インプットカリキュラム(2027・2028年) | 593,560円(5%OFF後) |
| 予備試験アウトプットカリキュラム(2027・2028年) | 530,860円(5%OFF後) |
| 司法試験インプットカリキュラム(2027・2028年) | 447,260円(5%OFF後) |
| 司法試験アウトプットカリキュラム(2027・2028年) | 687,610円(5%OFF後) |
| キックオフ司法試験予備試験(全科目) | 102,410円(5%OFF後) |
出典:アガルート「司法試験・予備試験講座一覧/価格表」(2026年10月27日確認、5%OFFは2027年2月4日23:59までの「受験生応援セール」適用後の価格)
予備試験最短合格カリキュラムは、初学者が予備試験の合格を目指すための総合コースで、フルとライトでは添削の数や質問の回数、合格特典の有無が違います。
例えば、すでに入門講座で学んだ人は、インプットやアウトプットのカリキュラムだけを選ぶと、最短合格カリキュラムより受講料を抑えることも可能です。
初学者は最短合格カリキュラム、学習経験者は必要な部分のカリキュラムから選びましょう。
アガルートの特徴とサポート
| 運営会社 | 株式会社アガルート(アガルートアカデミーは2015年1月開校) |
|---|---|
| 教材 | 講師作成のオリジナルテキスト(基幹講座はフルカラー)、デジタルブック |
| 添削 | 最短合格カリキュラム フル206問、ライト174問 |
| 質問 | フル100回、ライト50回 |
| 面談・コーチング | パーソナルコーチング月1回30分(フル)、ホームルーム月1回 |
| その他のサポート | バーチャル校舎、短答セルフチェックWebテスト |
| 分割払い | 最大12回まで分割手数料無料(税抜3万円以上、ジャックス) |
| 合格特典 | 最短合格カリキュラム フルで、対象年度の予備試験に合格すると受講料(税抜)を全額返金(書類提出・合格者インタビューへの出演などの条件あり) |
- 予備試験・法科大学院入試・司法試験のコースがそろう
- フルは添削206問・質問100回
- 月1回のパーソナルコーチング(フル)
- フルは予備試験合格で受講料を全額返金(条件あり)
アガルートの予備試験最短合格カリキュラムは、講師が作成したオリジナルテキストと講義動画で学び、添削と質問のサポートを受けながら進めるコースです。
フルでは206問の添削と100回の質問、月1回30分のパーソナルコーチングが含まれ、ライトは添削174問・質問50回となります。
フルを受講して対象年度の予備試験に合格すると、受講料の税抜価格が全額返金される合格特典があります(成績通知書・再現答案・合格体験記などの提出と、合格者インタビューへの出演が条件)。
例えば、フル(税込1,298,000円)で合格特典を受けた場合、返金されるのは税抜価格の1,180,000円で、返金時には源泉徴収が行われます。
アガルートは、令和7年司法試験の合格者1,581名のうち618名がアガルートアカデミーの有料講座受講生だったと公表した数字です。
サポートの量と合格特典を重視する人は、フルとライトの違いを確認してアガルートを検討してください。
- 学習形式:オンライン講義・テキスト(紙・デジタル)
- 料金目安:998,800円〜1,298,000円(税込、最短合格カリキュラム)
- サポート:添削206問・質問100回・月1回のコーチング(フル)
- 合格特典:予備試験合格で受講料(税抜)を全額返金(フル、条件あり)
講座の評判はアガルートの司法試験講座の評判で詳しく紹介しています。
資格スクエアの司法試験・予備試験講座
資格スクエアは、2013年にサービスを開始したオンラインの資格予備校で、司法試験・予備試験の講座を「合格フルパッケージ」を中心に提供している予備校です。
運営は、レアジョブから分割された株式会社資格スクエアで、2026年1月に学研ホールディングスが全株式を取得する予定と発表されていました。

資格スクエアの特徴とサポート
| 運営会社 | 株式会社資格スクエア(2013年サービス開始) |
|---|---|
| 代表的なコース | 合格フルパッケージ(12期):877,800円(税込) |
| 添削 | 275通 |
| 質問 | 講義画面から質問(回数は公式サイトで要確認) |
| 面談 | 合格者面談 月1回 |
| その他のサポート | 学習習慣化プログラム、短答攻略クエスト(スマホアプリ) |
| 合格実績 | 受講生の合格率を全体の6.87倍(令和6年)と公表 |
| キャンペーン | 開講時の12%OFFクーポンは2025年11月30日で終了(現在のキャンペーンは公式サイトで要確認) |
出典:株式会社レアジョブ「資格スクエア 予備試験講座 合格フルパッケージ12期 開講」(2025年11月6日)
- 合格フルパッケージは877,800円(税込)
- 添削は275通
- 月1回の合格者面談がある
- 短答の過去問アプリ「短答攻略クエスト」
資格スクエアの合格フルパッケージは、予備試験の合格に必要な講義・テキスト・演習をまとめたコースで、12期の受講料は877,800円(税込)です。
添削は275通で、講義画面から質問できるほか、月1回の合格者面談や、学習の記録をつけて習慣化を支える「学習習慣化プログラム」があります。
短答の過去問を解けるスマホアプリ「短答攻略クエスト」は、会員登録をすれば講座を申し込む前から使えるのが特徴です。
例えば、通勤時間にアプリで短答の過去問を解き、自宅では講義と答案の作成を進めるという使い分けができます。
合格実績は、受講生の合格率を「全体の6.87倍(令和6年)」と公表していますが、合格者の人数や算出の方法は公式リリースに書かれていません。
受講料を抑えつつ添削の数を確保したい人は、資格スクエアの合格フルパッケージを候補にしてください。
- 学習形式:オンライン講義・テキスト・アプリ
- 料金目安:877,800円(税込、合格フルパッケージ12期)
- サポート:添削275通・月1回の合格者面談
- アプリ:短答攻略クエスト
講座の口コミは資格スクエアの司法試験講座の口コミで紹介しています。
アガルートと資格スクエアの比較1】受講料
司法試験・予備試験の講座は受講料が高額になるため、まずは代表的なコースの金額と、割引を使った場合の金額を比べておきましょう。
ここでは、パッケージの受講料と、割引・キャンペーンの違いを紹介します。
代表的なパッケージの受講料を比べる
初学者向けの代表的なコースの受講料は、アガルートの予備試験最短合格カリキュラムがフル1,298,000円・ライト998,800円、資格スクエアの合格フルパッケージが877,800円(いずれも税込)です。
受講料だけを見ると資格スクエアのほうが安く、アガルートのライトとの差は121,000円で、フルとの差はさらに広がるでしょう。
ただし、アガルートのフルには予備試験に合格した場合の全額返金の特典があり、合格できた場合の実質的な負担は大きく変わります。
例えば、2年間で合格を目指すと仮定した計算例では、1か月あたりの受講料はアガルートのフルが約54,083円、ライトが約41,617円、資格スクエアが約36,575円です。
受講料は、学習期間で割った月額と、合格特典の有無まで含めて比べてください。
割引制度とキャンペーンを比べる
アガルートには、他校乗換割引(20%)、受験経験者割引(5%)、家族割引(5%)、グループ割引(最大20%)、予備試験合格者の司法試験講座割引(50%)などの割引制度があります。
多くの割引は他の割引と併用できず、2027年2月4日まで実施中の「受験生応援セール(5%OFF)」は、予備試験最短合格カリキュラムや法科大学院・法曹コースなどが対象外です。
資格スクエアは、開講時の12%OFFクーポンが2025年11月30日で終了しており、現在の割引やキャンペーンは公式サイトで確認できませんでした。
例えば、他校で学んだ経験がある人がアガルートのライト(998,800円)に他校乗換割引20%を使えると、受講料は約199,760円安くなる計算です。
割引は対象のコースと併用の条件が決まっているため、申し込む前に公式サイトで確かめましょう。
アガルートの割引の詳細は、アガルートの最新クーポン・割引で紹介しています。
アガルートと資格スクエアの比較2】合格実績
合格実績は予備校選びの参考になりますが、両社で公表の仕方が違うため、数字の意味を確かめてから比べることが大切です。
ここでは、両社が公表している合格実績と、その見方を紹介します。
| 予備校 | 公表している合格実績 |
|---|---|
| アガルート | 令和7年司法試験合格者1,581名中618名がアガルートアカデミーの有料講座受講生(39.1%) 令和6年予備試験論文式試験1位の受講生を輩出 |
| 資格スクエア | 受講生の合格率が全体の6.87倍(令和6年)、合格者数は非公表 |
出典:アガルート「司法試験予備校の比較」、株式会社レアジョブ(2025年11月6日)
アガルートは合格者数、資格スクエアは倍率で公表
アガルートは、令和7年の司法試験合格者1,581名のうち618名が有料講座の受講生だったと、人数で公表した形です。
この618名には、最短合格カリキュラムだけでなく、単科の講座を受けた人も含まれる点に注意しましょう。
資格スクエアは、受講生の合格率が全体の合格率の何倍かという形で公表しており、受講生の人数や合格者数は公式リリースに書かれていません。
例えば、受講生が少ない予備校では、少人数の合格でも合格率が高く出やすく、逆に受講生が多い予備校では合格者数が多くなりやすいという違いがあります。
合格実績は、数字の対象(どの講座の受講生か)と集計の方法を確認してから比べてください。
アガルートと資格スクエアの比較3】講師と教材
通信講座では、講義を担当する講師と、学習の中心になるテキストの相性が学習の続けやすさに直結します。
ここでは、両社の講師と教材の特徴をまとめました。

アガルートの講師と教材
アガルートは司法試験・予備試験の講座に多くの講師が在籍しており、科目や講座ごとに担当の講師が分かれているのが特徴です。
テキストは講師が作成したオリジナル教材で、基幹講座ではフルカラーのテキストを使い、判例や複雑な論点は図表で整理されています。
テキストはデジタルブックとしても配信されるため、スマートフォンやパソコンからも確認することが可能です。
例えば、通勤中はデジタルブックで復習し、自宅では紙のテキストに書き込みながら講義を受けるといった使い方ができます。
講師との相性を確かめたい人は、無料の講義やサンプルテキストで事前に確認しましょう。

資格スクエアの講師と教材
資格スクエアの講座は、予備試験・司法試験の合格者や弁護士の講師が担当しています。
テキストは図表を多く使い、試験で問われやすい判例・通説の説明を中心にまとめた構成で、Webでも確認可能です。
製本テキストの有無でプランを選べるため、Webのテキストだけで学ぶ人は受講料を抑えられる場合があります。
例えば、紙に書き込んで覚えたい人は製本テキストあり、スマートフォン中心で学ぶ人は製本テキストなしというように選ぶとよいでしょう。
テキストの形式と料金の違いを、申し込む前に公式サイトで確認してください。

アガルートと資格スクエアの比較4】添削・質問のサポート
論文式試験の対策では、答案の添削と、わからない点を解消する質問のサポートが合否を左右します。
ここでは、両社の代表的なコースに含まれるサポートをまとめました。
| サポート | アガルート(最短合格カリキュラム) | 資格スクエア(合格フルパッケージ) |
|---|---|---|
| 添削 | フル206問、ライト174問 | 275通 |
| 質問 | フル100回、ライト50回 | 講義画面から質問 |
| 面談・コーチング | パーソナルコーチング月1回30分(フル) | 合格者面談 月1回 |
| 学習の習慣づくり | ホームルーム(月1回)、バーチャル校舎 | 学習習慣化プログラム |
| 短答対策 | 短答セルフチェックWebテスト | 短答攻略クエスト(アプリ) |
添削の数は資格スクエアが多い
添削の数は、資格スクエアの合格フルパッケージが275通で、アガルートのフル(206問)より69多くなっています。
アガルートのライト(174問)と比べると、差は101です。
例えば、2年間で全ての添削を受ける場合、資格スクエアは月に約11通、アガルートのフルは月に約9問のペースになります。
ただし、添削の返却までの期間や添削者の条件も、答案の上達に影響するでしょう。
添削は数だけでなく、返却の早さと添削者の条件もあわせて確認してください。
質問とコーチングの回数はアガルートのフルが多い
アガルートのフルは、質問100回に加えて月1回30分のパーソナルコーチングがあり、学習計画の相談まで受けられます。
資格スクエアは講義画面から質問でき、月1回の合格者面談で学習の進め方を相談することが可能です。
例えば、一人で学習の計画を立てるのが不安な人は、毎月の面談やコーチングで計画を見直す機会があると、学習の遅れに早く気づけるでしょう。
学習計画の相談をしたい人は、面談・コーチングの頻度と内容を比べてください。
アガルートと資格スクエアの口コミ・評判
ここでは、SNSや公式サイトに掲載されている受講生の声を紹介します。
口コミは個人の感想のため、講座を選ぶときは公式サイトの情報とあわせて確認してください。
アガルートの口コミ
アガルートについては、問い合わせへの対応の早さや、テキスト・答練の返却の早さを評価する声が見られます。
アガルート、テキストの質もさることながら、サポートも充実してるんですよね。
以前、日曜日の夜に一問一答の間違い(割と軽微ですが)について問い合わせたら、月曜の朝イチで「確認します」の返信が来て、その日の正午くらいには訂正稿が送られてきた。
さすがに早すぎてビビりました— こーん (@Corn_Law_) August 31, 2020
宣伝するわけではないですが、アガルートの予備試験過去問セレクト答練は、提出してから返却までが早くてテンポ良く進めることができますね。
添削もしっかりしてもらえますし、なかなかコスパがいいですね—
りょう@予備試験2022社会人受験生 (@IRoN_PoCKET) February 7, 2021
口コミは2020〜2021年の投稿のため、現在のサポートの内容は公式サイトで確認しましょう。
資格スクエアの口コミ
資格スクエアについては、オンラインで学習が完結する点や、受講料を抑えられる点を評価する声が公式サイトの合格体験記に掲載されています。
色々な予備校さんを検討しましたが、費用がおさえられている面とオンラインで完結するという面がかなり大きかったです。
また、無料講義を受けてみて、本当に初心者の私でもわかりやすく説明してくださっていたので、資格スクエアであればゼロから始めてもしっかり理解していけるだろうなと、感じたことが決め手になりました。
合格体験記は合格した受講生の声のため、受講を検討するときは無料講義などで自分に合うかも確かめてください。
アガルートと資格スクエアはどっちがおすすめ?目的別の早見表
アガルートと資格スクエアは、どちらが優れているかではなく、受験ルートや予算、必要なサポートによって向き不向きが変わります。
ここでは、目的ごとに確認したい点と、候補になりやすい講座を表にまとめました。
| 目的 | 向いている人 | 確認すべき点 | 候補になりやすい講座 |
|---|---|---|---|
| 受講料を抑えたい | 初学者で予算を優先したい人 | パッケージの総額、製本テキストの有無 | 資格スクエア |
| 添削の数を確保したい | 論文の答案を多く書きたい人 | 添削数と返却までの期間 | 資格スクエア、アガルート(フル) |
| 学習計画の相談をしたい | 一人で計画を立てるのが不安な人 | コーチング・面談の頻度 | アガルート(フル)、資格スクエア |
| 合格特典を使いたい | 予備試験の合格を短期間で目指す人 | 特典の条件と対象コース | アガルート(フル) |
| 法科大学院ルートも考えたい | 大学生・法科大学院への進学を検討中の人 | 法科大学院入試のコースの有無 | アガルート |
| スマホで短答の演習をしたい | 通勤時間などに学習したい人 | アプリの内容と使える範囲 | 資格スクエア(短答攻略クエスト) |
アガルートが向いている人
アガルートは、予備試験・法科大学院入試・司法試験のコースがそろっており、受験ルートに合わせて講座を選びたい人に向いています。
予備試験最短合格カリキュラムのフルは、質問100回と月1回のコーチングがあり、合格すると受講料(税抜)が全額返金される特典が付くのも特徴です。
例えば、大学在学中に予備試験の合格を目指しつつ、うまくいかなければ法科大学院への進学も考えている人は、同じ予備校の中で進路に合わせた講座を選べます。
サポートの量や合格特典、コースの選択肢を重視する人は、アガルートを検討してください。
資格スクエアが向いている人
資格スクエアは、合格フルパッケージにコースが絞られており、初学者が講座選びで迷わずに始めやすい予備校です。
受講料は877,800円(税込)で、アガルートの最短合格カリキュラムより抑えられ、添削は275通あります。
例えば、受講料を抑えたい社会人が、平日は短答攻略クエストで過去問を解き、週末に講義と答案作成を進める学び方が可能です。
受講料を抑えて添削の数を確保したい人は、資格スクエアを検討しましょう。
司法試験・予備試験の通信講座を選ぶポイント
アガルートと資格スクエアのどちらを選ぶかは、受講料の安さだけでなく、自分の学習経験や必要なサポートによって変わります。
ここでは、司法試験・予備試験の通信講座を比べるときに確認したいポイントを5つまとめました。
ポイント1】受験ルートに合ったコースがあるか
司法試験の受験資格を得るには、予備試験に合格するルートと、法科大学院を修了するルートの2つです。
通信講座によって、予備試験向けのカリキュラムが中心の講座と、法科大学院入試の対策まで用意している講座があります。
例えば、大学生で法科大学院への進学も考えている人は、予備試験と法科大学院入試の両方に対応したコースがあるかを確認すると、途中で進路を変えても同じ講座で学び続けられるでしょう。
まずは自分の受験ルートを決め、そのルートに合うコースがある講座を候補にしてください。
ポイント2】総額と1年あたりの費用で比べる
予備試験・司法試験の通信講座は、パッケージの受講料が数十万円から100万円を超えるものまであります。
受講料は、テキストの製本の有無や、オプションのサポートを付けるかで変わることがあるため、総額で比べることが大切です。
例えば、受講料80万円のコースで2年間学ぶ場合、1年あたりの費用は40万円、1か月あたりでは約3万3,000円という計算になります。
受講料は、オプションを含めた総額と、学習期間で割った金額の両方で比べましょう。
ポイント3】添削と質問のサポートの量
論文式試験の対策では、答案を書いて添削を受ける回数が、答案の書き方を身につけるうえで大きな意味を持ちます。
わからない点を質問できる回数や方法も、独学に近い通信講座では学習の進み方を左右するでしょう。
例えば、添削の回数が多くても返却までに時間がかかれば、次の答案に生かしにくくなります。
添削の回数だけでなく、返却までの期間と質問の方法もあわせて確認してください。
ポイント4】合格実績の数え方を確認する
予備校の合格実績は、合格者数で示す場合と、受講生の中での合格率で示す場合があり、数え方も予備校ごとに違います。
有料講座を1つでも受けた人を含めて数える方法や、アンケートに回答した受講生だけを母数にする方法などがあるため、同じ「合格率」でも単純に比べられません。
例えば、合格者数の多さは受講生の多さにも左右されるため、自分と同じコースを受けた人の実績かどうかを見ることが大切です。
合格実績は、数字の大きさより、対象と集計の方法を確認してから参考にしましょう。
ポイント5】割引・合格特典の条件と期限
通信講座には、他校からの乗り換えや受験経験者向けの割引、合格すると受講料が返金される特典などがあります。
割引は併用できないものや、申し込む前の申請が必要なものが多く、合格特典にも書類の提出などの条件が付くのが一般的です。
例えば、受講料100万円のコースで10%の割引を使えば10万円安くなりますが、セール価格からさらに割り引けるかは講座によって違います。
割引や特典は、対象のコース・併用の可否・期限を申し込む前に確認してください。
司法試験・予備試験の通信講座に申し込むまでの流れ
アガルートや資格スクエアの講座は、公式サイトから申し込み、オンラインで受講を始めます。
ここでは、申し込むまでの一般的な流れをまとめました。
教材の発送や受講開始までの日数は、予備校や申込方法で異なるため公式サイトで確認してください。
- 予備試験ルートか法科大学院ルートかを決める
- 無料の講義・サンプルテキストで講師と教材を確かめる
- 受講料・サポート・合格特典を比べてコースを選ぶ
- 割引・キャンペーンの条件と期限を確認して申し込む
- 支払い方法(一括・分割)を選び、受講を始める
受講料が高額なため、分割払いを使う場合は手数料の有無も確認しておきましょう。
例えば、アガルートは税抜3万円以上の講座なら最大12回まで分割手数料が無料で、998,800円を12回で払うと1回あたり約83,233円です。
申し込む前に、無料の講義で講師と教材が自分に合うかを確かめてください。
アガルートと資格スクエアについてよくある質問
アガルートと資格スクエアを比べるときに、よく聞かれる質問に答えます。
受講料や制度は変わることがあるため、申し込む前に各社の公式サイトで最新の情報を確認してください。
アガルートと資格スクエアはどちらが安いですか?
代表的な初学者向けコースでは、資格スクエアの合格フルパッケージ(877,800円)のほうが安くなります。
アガルートの予備試験最短合格カリキュラムは、ライトが998,800円、フルが1,298,000円です(いずれも税込)。
アガルートのフルには予備試験合格で受講料(税抜)が返金される特典があるため、特典を含めて比べましょう。
初学者にはどちらが向いていますか?
どちらも初学者向けのコースがあり、選ぶ基準はサポートの量と予算です。
コースを迷わず選びたい人や受講料を抑えたい人は資格スクエア、質問やコーチングを多く受けたい人はアガルートのフルが候補になります。
無料の講義で講師の説明が自分に合うかを確かめてから決めると失敗しにくいでしょう。
アガルートの合格特典はどんな条件ですか?
予備試験最短合格カリキュラムのフルを受講し、対象年度の予備試験に合格すると、受講料の税抜価格が全額返金されます。
成績通知書や論文式試験の再現答案、口述試験の再現レポート、合格体験記の提出と、合格者インタビューへの出演が必要です。
ライトは合格特典の対象外のため、フルとライトを比べるときの判断材料にしてください。
アガルートの「最大50%OFF」はどの割引ですか?
予備試験に合格した人が司法試験講座を受ける場合の割引(50%)です。
初学者が使える主な割引は、他校乗換割引(20%)、受験経験者割引(5%)、家族割引(5%)などで、多くは他の割引と併用できません。
対象のコースや条件は割引ごとに違うため、申し込む前に公式サイトで確認しましょう。
資格スクエアの合格実績はどう見ればいいですか?
資格スクエアは、受講生の合格率を「全体の6.87倍(令和6年)」と倍率で公表しています。
合格者の人数や、合格率の計算に使った受講生の範囲は公式リリースに書かれていません。
数字の意味を知りたい場合は、算出の方法を資格スクエアに問い合わせて確認してください。
働きながらでも通信講座で合格を目指せますか?
両社ともオンラインで講義を受けられるため、働きながら学習を進める受講生もいます。
ただし、予備試験の最終合格者は令和7年で受験者の約3.6%と少なく、数年にわたる学習計画が必要です。
働きながら合格を目指す方法は、働きながら司法試験に合格する方法で紹介しています。
講座を受けなくても使える教材はありますか?
資格スクエアの短答攻略クエストは、会員登録をすれば講座を申し込む前から使えるスマホアプリです。
アガルートも無料の講義やサンプルテキストを公開しています。
講座を申し込む前に無料の教材を試すと、講師や教材の相性を確かめやすくなるでしょう。
分割払いはできますか?
アガルートは、税抜3万円以上の講座なら最大12回まで分割手数料が無料です。
資格スクエアの分割払いの条件は、公式サイトで確認してください。
分割払いでも総額は変わらないため、月々の支払額と学習期間を照らし合わせて計画を立てましょう。
アガルートと資格スクエアは「サポートの量」と「受講料」で選ぼう
アガルートと資格スクエアの司法試験・予備試験講座を、受講料・合格実績・講師と教材・添削と質問のサポート・割引制度で比較しました。
比べるときは、受講料の総額と月あたりの金額、添削・質問・面談の量、合格特典の条件、合格実績の数え方を確認することが大切です。
サポートの量や合格特典、法科大学院ルートの選択肢を重視する人はアガルート、受講料を抑えて添削の数を確保したい人やコースを迷わず選びたい人は資格スクエアというように、目的に合わせて選んでください。
どちらの講座を受けても合格が約束されるわけではないため、自分の学習時間と予算を考えて、最終的な判断はご自身で行いましょう。
受講料・割引・キャンペーンは変わることがあるため、申し込む前に各社の公式サイトで最新の情報を確認してください。
本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定のスクールやサービスの利用を推奨するものではありません。
