MOS資格試験の科目の一つであるAccess（アクセス）は、データベースに関する専門的知識と問題をしっかりと読み解き指示通りに操作する必要があるため、スペシャリスト試験の中で最も難易度の高い資格試験と言われております。
そもそもAccess（アクセス）とは、文章作成ソフトのWordや表計算ソフトのExcelなどと同様Microsoft Officeツールの一つでデータベースを管理するためのアプリケーションです。
データベースとは大量のデータ、つまり情報をソフトウェア内の特定の場所に保存・蓄積し、その膨大のデータの中から条件に合った情報を検索、利用する仕組みを意味します。
それらデータベースを活用するための一般的な技能や知識を問うのがMOS・Access（アクセス）のスペシャリスト試験です。
本記事では、Accessとはどれくらいの難易度の試験なのか、また合格するためにはどのような学習が必要になるのかくわしく紹介します。
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MOS資格のAccess試験の難易度はどのくらい？
MOS・Access（アクセス）試験は他のWord、Excel、Power Point、Outlookを含めた5つのスペシャリスト試験の中で最も難易度の高い科目であると言われています。
Access2019年版からは上級レベルに分類され、扱う内容が高度で合格するためには膨大な数の知識・スキルが必要です。
- 基本的な操作方法
- データベースの構造への理解
- クエリやテーブルなどのオブジェクトの作成および適切な管理
学生や一般職についている方はWordやExcelといったソフトを日常的に課題やレポート、報告書の作成等に使用しているため、特別な勉強をしなくてもある程度操作方法や使用方法について知っている人もいるでしょう。
しかしAccessの場合、全くの素人がそのソフトを使用しようとしても難しく、そのソフトを使いこなすためにはまずデータベースに関しての理解、そして高度な知識やスキルの運用能力が必要になります。
ビジネスの場面においてこのデータベーススキルというものは必要不可欠なもので、例えば大量の顧客データの管理や商品の発注・在庫管理等は全てAccessのソフトウェア内で行うことが当たり前となっています。
つまり、Accessは他のソフトとは違い、事務職や管理職など限られた専門職において用いられるソフトなため、一般の方にとって難易度の高い資格試験になるのです。
MOS資格のAccessの試験概要と出題範囲
MOS・Access（アクセス）試験は一般レベル（スペシャリスト）のAccess2016と、さらに難易度の高い上級レベルAccess 2019 エキスパートに分かれています。
試験科目を受ける順番はなく、一般レベルを受検せずに最初から上級レベルのAccess試験を受験することも可能です。
全てのMOSスペシャリスト試験はそれぞれソフトのバージョンごとに分かれていますが、365バージョンの試験はアクセスは対象ではありません。
MOS・Access（アクセス）スペシャリストの2016年バージョンの出題範囲は、データベースの作成と管理、テーブルの作成、クエリの作成、フォームの作成、レポートの作成の5つの分野からの知識が問われます。
試験は全てコンピューターを使ったCBT形式で試験時間は50分です。
参考：株式会社 オデッセイコミュニケーションズ｜マイクロソフト オフィス スペシャリスト（MOS）
Access 2016（一般）
| Access 2016（一般） | |
|---|---|
| 形態 | コンピューターを使用する実技（CBT） |
| 時間 | 50分 |
| 料金（税込） | 一般：12,980円 学割：9,680円※受験当日に、必ず学生証をご持参ください。 |
| 受験資格 | 年齢・国籍を問わない ※未成年は保護者の許可が必須 |
| 出題範囲 |
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Access 2019 エキスパート（上級）
| Access 2019 エキスパート（上級） | |
|---|---|
| 形態 | コンピューターを使用する実技（CBT） |
| 時間 | 50分 |
| 料金（税込み） | 一般：12,980円 学割：9,680円※受験当日に、必ず学生証をご持参ください。 |
| 出題範囲 | 年齢・国籍を問わない ※未成年は保護者の許可が必須 |
| 出題範囲 |
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MOS資格のAccess試験に合格するための学習方法
MOS・Access（アクセス）は難易度の高い資格試験ですが、事務職や管理職など限られた分野における就職の際に持っておきたい資格となります。
そこで実際に資格取得を目指すために絶対実践したい勉強法について伝授します。
学習方法1】Access（アクセス）の基本操作の習得
まったくの初心者でソフトを使用したことはないが難易度の高い試験に合格したい方は、まずAccessの基本操作の習得をする必要があります。
実際に「ソフトを開いて使ってみる」という手段が一番効率的なのですが、皆さんがお持ちのパソコンには他のMicrosoft OfficeのソフトはあってもAccessが最初からインストールされていない場合が多いでしょう。
そのためまずはAccessが入っているパソコンを用意し、そしてソフトを開いてみましょう。
しかし最初の画面ではExcel同様真っ白なセルの羅列が表示されるだけで、Accessに関する知識がない方にとって全く理解ができないと思います。
基本的な操作方法や使用方法を習得するためには市販の参考書等を購入し、実際にソフトを操作しながら覚えていくという方法が最も効率的に勉強を進められます。
学習方法2】問題集を繰り返し実践に慣れる
Accessの操作方法や使用方法が理解できたとしても難易度の高いMOS・Access（アクセス）スペシャリスト試験に合格するためにはその知識を用いて正しく問題を解決していく力が必要となります。
そもそも不特定多数の情報の塊であるデータベースを運用するためには、ただ情報を蓄積していくだけではありません。
その中から条件に合った情報や必要なデータを検索し、利用するための流れが主に出題されます。
該当のデータを検索し利用する手段は決して一通りだけとは限らず複数ありますが、難易度の高い試験で得点を得るためには「与えられた設問の指示通りに行う」ということが評価されるため問題集等を繰り返し使用し十分に実践経験を積む必要があります。
学習方法3】必要な場合は通信講座を利用する
勉強法1・2で説明したとおり、実際のソフトを用いながら参考書や問題集等を利用すれば独学でも合格を目指すことができますが、難易度の高いMOS・Access（アクセス）試験では、独学は難しいという方も少なくないでしょう。
独学で参考者や問題集を解いても全く理解できない、難しい、と感じる方はMOS・Access（アクセス）の通信講座がおすすめです。
通信講座では都合の良い時間にアクセスの専門家から指導を仰ぐことができるため、初心者でも効率的に試験対策勉強を進めることができます。
独学で試験合格を目指すか、もしくは通信講座を利用するかは個人のレベルや知識の習得状況によって変わってくるため勉強を本格的に始める段階でしっかり判断しましょう。
MOS資格Accessの取得におすすめの通信講座
先述の通り、MOS・Access（アクセス）試験は難易度が高いので、独学での学習が難しい方は通信講座を使った学習方法がおすすめです。
ここではMOS資格Accessの取得におすすめの通信講座を紹介します。
AVIVA MOS Access対策講座
| 学習形式 | 通学orオンライン |
|---|---|
| 講座回数 | 11回(1回90分) |
| 費用（税込） | 入学金：22,000円 受講料：54,780円 ※別途教材費 |
| フォロー体制 | 新規入学者のみ入学金22,000円（税込）不要 「AIツール解説」「IT基礎セミナー動画」「ショートカットキー集」の3大特典あり |
| 学習内容 | テーブル/リレーションシップ/クエリ/レポート/データベースの管理/他 |
| 学習期間 | 2週間～1ヶ月 |
| 実績 | 年間約4,000人以上のMOS合格者数を輩出 |
AVIVAとは資格取得のための大手予備校で、難易度に関わらず様々な資格対策のコースが用意されており、その中にMOS資格に対応した講座があります。
AVIVAは新規入学者に限り入学金が不要になるので、受講料と教材費しか費用が発生しません。
オンラインでいつでも講座を受けられるスタイルは、忙しい方でも自分の都合の良い時間に学習することができます。
また、最短2週間で合格を目指せる効率的な学習カリキュラムも特徴で、時間を無駄にしたくない方には嬉しいポイントでしょう。
Winスクール MOS対策コース Access講座+Access資格対策講座
| 学習形式 | 通学orオンライン |
|---|---|
| 講座回数 | 90分×24回（36時間） |
| 費用（税込） | 入学金：9,900円 受講料：150,700円 教材費：6,600円 |
| フォロー体制 | 個別カウンセリングに参加いただいた方限定で、MOS資格1科目を受験料半額で受験できるキャンペーンを実施中 |
| 学習内容 | テーブル/リレーションシップ/クエリ/レポート/データベースの管理/他 |
| 学習期間 | 3ヶ月 |
| 実績 | MOS（Microsoft Office Specialist）の一発合格率99.3% |
WinスクールはAVIVAと同じく大手の予備校で、全国に55の校舎があり、通学か通信講座か好きな学習方法を選ぶことができます。
MOS・Access（アクセス）講座の入学金はAVIVAよりも安いですが、受講料は2倍以上となっており、全体的にみるとWinスクールの方がやや高い料金設定となっているようです。
受講時間は90分×24回（合計36時間）で、受講期間は3ヶ月です。
ISA PCスクール MOS Access 資格取得
| 学習形式 | 通学orオンライン |
|---|---|
| 講座回数 | 36時間 |
| 費用（税込） | 138,000円 |
| フォロー体制 | 授業は基礎からインストラクタが個別指導 |
| 学習内容 | テーブル/リレーションシップ/クエリ/レポート/データベースの管理/他 |
| 学習期間 | 2週間～ |
| 実績 | 一度の試験での合格率も限りなく100%に近い Microsoft FY24 Superstars Award 2024受賞 |
ISA PCスクールも資格取得に強く、通学と通信講座の学習方法が用意されています。
受講料は他の2つの予備校と比較して安めで、経済面で不安を感じている方でも安心できる予備校と言えるでしょう。
MOS資格がとれるまで追加料金なしで受講できる、シンプルでわかりやすい料金システムが魅力です。
MOS資格Accessを取得するメリット
MOS資格Accessを取得するメリットについて、くわしい情報をチェックしましょう。
- 就職や転職の際にスキルをアピールできる
- 特定の職場で重宝される可能性がある
- MOS Accessの資格取得者はレアリティがある
メリット1】就職や転職の際にスキルをアピールできる
就職や転職の際にスキルをアピールできることは、MOS資格Accessを取得するメリットです。
そもそもMOS資格は世界共通の国際資格であるうえ、履歴書に記載すれば客観的にもスキルを証明できます。
パソコンのスキルのレベルや知識について、就職や転職の際にアピールできるでしょう。
メリット2】特定の職場で重宝される可能性がある
顧客管理や在庫管理を行ったりする職種では、データを管理・分析するスキルが求められます。
MOS Access資格取得者は専門知識が直接的に役立つことが多く、重宝されるでしょう。
Accessに関するスキルが業務効率化などに繋がれば、職場での評価アップも期待できますね。
有能な人材となるためにも、データ管理スキルがアップできるMOS Access資格取得はおすすめです。
メリット3】MOS Accessの資格取得者はレアリティがある
MOS Accessの資格取得者は少ないため、仕事で他の従業員との差別化が図れます。
Accessのスキルを持つことでデータベース管理能力をアピールしたり、専門的な業務を証明できるでしょう。
MOS Accessの資格を取得することで、周囲より一歩先に進んだ業務を担当できる可能性があるのです。
MOSのAccess試験はこんな人におすすめ
データ管理の効率化が可能なMOSのAccess試験はこんな人におすすめです。
- MOSの称号を獲得したい人
- MOSの総合的な能力があることを示したい人
MOSのAccess試験の勉強をするだけでも、実践で活かせるデータ管理やPCスキルが身に付くでしょう。
MOSスキルを持つ人材として評価されたい人
MOSのAccess資格を持てば、データベースの知識とスキルを客観的に証明できます。
Microsoftの正式な認定資格保持者として、スキルを評価されやすくなるでしょう。
データベースソフトの専門スキルは実務でも役立つため、技術がある人材として重宝される可能性もあります。
就職・転職などの場面でもMOSのAccess資格は有利に働きます。
MOSの総合的な能力があることを示せる
MOS Accessのうちエキスパート（上級）レベルを取得することで、最も効果的にMOSの使用について総合的な能力を示せるでしょう。
前提としてエキスパートを受験するには、一般レベル（Excel、Word、PowerPoint、Outlook）の中から3科目を選択するアソシエイトの習得が必須で複数のアプリケーションに関するスキルが求められます。
MOSには、「アソシエイト」と「エキスパート」があり、より高度で実践的なスキルを証明できるのがエキスパート（上級）です。
より高レベルのAccessエキスパートを取得していれば、MOSの総合的なスキルを証明できます。
MOS・Accessの難易度は高め！通信講座での勉強がおすすめ
MOS・Access（アクセス）資格試験は、実務でソフトを日頃から利用している方でも一回での合格は難しいと言われているほど他の試験に比べて難易度は高いです。
しかし難易度が高いと言っても決して取得ができない程のレベルではないため、職場でのスキルアップやキャリアアップのために資格が必要な方は、勉強法を実践し合格を目指して下さい。
社会人や学生の方など忙しい方には、自分のスケジュールに合わせて勉強することができる通信講座が向いています。
MOS・Access（アクセス）を学べる通信講座は多くありますが、その中でもAVIVAは実績・内容ともにおすすめの通信講座です。
